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色々最高過ぎて万人にお薦めしたい聖剣伝説3リメイクについて

投稿日2020年5月1日

 他に強力過ぎるライバルで溢れかえっていた2020年4月に颯爽と登場した聖剣伝説3のフルリメイク作品「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」。当初は発売日に即買いするかどうか迷っていたが、体験版をプレイした結果結局発売日に即ゲット。

 理由は主に リースとアンジェラの胸と尻。何よアレ反則でしょお……

 まぁこちとら25年以上前から聖剣シリーズの大ファンで、原作版もきっちり全キャラ分やり込みまくった身。聖剣3の面白さは魂に染みて分かっていた。

 ……分かっていたはずなのに、何これ予想以上にクッソ面白れぇ。

 期待と想像を遙かに超えるリメイクぶりには感動のあまりちょっとマジで涙出た。

 聖剣伝説3 TRIALS of MANAは、原作のSFC版聖剣伝説3のいわゆる「純リメイク」。もちろん3D化により変化した部分やクリア後の追加ストーリーなどはあれど、本編については原作版から一切の改変・追加無し。
 3D化と言っても同時期に発売されたFFⅦリメイクのような狂気じみた超絶グラフィックでもなく、本当に純粋に「当時のドット絵を最近の流行に合わせてCG化しました」的な、FFⅦREMAKE制作側と比較すると「こいつらめっちゃ楽してんなwww」と思う程度の出来映え。

 なのに面白さはそんな超大作に勝るとも劣らぬというのはどういうことか。

 もちろん思い出補正が入っていることは認めるが、それを差し引いて客観的に見ても十分に面白い、聖剣伝説ナンバリングシリーズ最高峰の往年の名作の名に恥じぬ出来映えには本当に感服する。

 ……で、そんな聖剣3リメイクを発売日ゲット&速攻クリアするだけでは飽き足らず、全ラスボス制覇の3周でも満足せず、気がついたら全キャラ主人公にしての6周オールクリアしてしまっていたので、その感想も兼ねて聖剣3リメイクが如何に素晴らしいかを独断と偏見、そしてネタバレ上等で語っていこうかと。

 いや、ホントマジで面白かったんだよ聖剣3リメイク……っ!

馴染みやすさを追求した、お手軽お気楽に楽しめるグラフィックとシステム

 グラフィックやシステム面のみをみれば、同時期に発売されたFFⅦREMAKEやバイオRE:3などと比較して一歩も二歩も譲る程度の出来でしかない聖剣3リメイク。

 だがそれが聖剣3リメイクの魅力でもある。

 まぁグラフィックやシステムが劣ると言っても、それはあくまで超大作連中と比較した場合の話。聖剣3リメイクの完成度は十分に高い。はっきり言って比較対象が変態的にハイレベル過ぎるだけ。

 SFC時代のドット絵を見て思い描いていたイメージを損なうことなく、ここまで見事にフルCG化したその手腕は賞賛に値する。
 FFⅦREMAKEなどとは方向性が異なるだけで、そこには手抜きも妥協も一切見られぬプロの仕事がはっきりと結果に現れている。

 システム面での見所は、やはりリングコマンドシステム。若干の変化や改善点は見られるものの、基本的には原作版からそっくりそのまま受け継いだ伝統的かつ言ってみれば「古い」システム。
 しかし逆に言えばそれは原作版時代からの扱いやすさがそのまま引き継がれているということで、直感的かつ簡単に操作可能なリングコマンドシステムは既にSFC時代には完成されていたシステムとも言える。

 加えて今回はさらにショートカットの登録も可能になっているため遊びやすさはさらに向上しており、とにかくストーリーも戦闘も小難しい理論や概念、技術などでウダウダ足止めを食うことなく非常に軽快かつサクサク進むようになっている。

 グラフィックは下手にリアル志向で究極を追求していないが故にとにかく見やすく馴染みやすい。言ってみれば見疲れしないほどほどの完成度が、聖剣3リメイクの世界に惹き込ませる要因になっている。
 そしてシステム面ではほぼ原作時代のものを踏襲というある意味でSFC時代の軽快さがそのまま引き継がれているような感じになっているため、操作が直感的に理解しやすくとにかく遊びやすい。

 最近のゲームは世界観的にもシステム的にも非常に難解かつ概念的なものをプレイヤーに求めてくるものが多いが、聖剣伝説3にはそれがない。全くない。

 ストーリーも、システムも、グラフィックも。全てが分かりやすく、馴染みやすい。「大人から子どもまで分け隔て無く気楽に楽しめ、しかもそこそこやり込めるゲーム」としては、極めてハイレベル。

 例えばFFⅦREMAKEはストーリーもシステムも非常にやり応えがある反面、一度コンプリートクリアするともう一回最初からやり込む時間と気力はとてもじゃないがひり出せない。特に中年のおっさんには。
 しかし聖剣3リメイクは、「久々にもう一度最初からやってみるか!」と気楽に再プレイする気にさせるお手軽さがある。これは「一度のプレイで徹底的にやり込ませ2周目は考えさせない」ゲームが多い傾向にある近年では極めて希有だと思う。

至高なる頂にある聖剣ミュージックはリメイクでも健在。オリジナル音源に切り替えてプレイできるのもGOOD

 聖剣3リメイクがFFⅦリメイクやバイオRE:3となどに劣るといったのは、あくまでもグラフィック面など。

 BGMに関しては聖剣3リメイクが劣る面などひとつもない。

 原作版のファンだった諸兄、現中年のおっさん連中なら絶対に持っているであろう「聖剣伝説3オリジナル・サウンド・ヴァージョン」。まさか手放してねぇよな?な?

 ……まぁそれはそれとして、聖剣3リメイクのBGM類も当然リメイクされた新収録のリメイクBGMで、これがまた素晴らしい。文句の付け所が一切無い、完成度が高いのではなく既に完成された至高なる新たな聖剣ミュージック。
 唯一文句を付けるとしたら、戦闘中に特定の条件が揃った時BGMが消失して以後BGM無しの状態が続くことぐらいか……

 で、本題はそんな素晴らしい完成されたリメイクBGMだが、それだけでも素晴らしいのに、まさかのオリジナル版音源でのプレイすら可能になっている点。マナの女神は実在したか。

 ちなみに3周目(主人公はケヴィン)の時に一度オリジナル音源で最初から最後までプレイしてみたが、驚くべきことに違和感一切無し。
 オリジナル音源だから劣化がどうのとか古臭さがどうのとか、そんな妄言が入る余地など一切無く、「これがリメイク版BGMね」と言われたならそのまま信じてしまうほど。

 聖剣伝説史上最高の聖剣ミュージックと言えばやはり最高峰の座は「LEGEND OF MANA」に譲ってしまうものの、聖剣3も確実に伝説級と言って良い。よくぞあれほどまでのものをSFCの時代に生み出し、しかも今現在のPS4でも通用するレベルに仕上げられたものと思う。

 ちなみに個人的に聖剣3で最高なBGMトップ3を敢えて挙げると、「Meridian Child」「Decision Bell」「Frenzy」あたりか。いや、どのBGMも最高に好きだけど。

キャラの魅力が天元突破し過ぎててもう堪んない

 回りくどい言い方止めて率直に申し上げますと

 リースとアンジェラがヤバくらいにエロ過ぎて困る。

 もっと正確に言うとフェンリルナイトリースとメイガスアンジェラの胸と尻の破壊力が凄過ぎてもうどうにもならん。

 これはいけない。マジいけませんわ……リースもアンジェラも仮にも一国の王女様がしていい格好じゃない。普通の村娘でもアウトラインの一歩向こう側。
 原作版のドット絵ですらそのエロさがヤバ過ぎて、かつての青少年達をいらん性癖に目覚めさせ続けてきたってのに、それがこんな見事な3Dグラフィックで蘇ってしまったら、この時代の青少年達は本能に一体どれほどの性癖を刷り込まれてしまうのか……かつていらん性癖刷り込まれた元・少年としてすっげぇ心配。

 フェンリルナイトリース様の素晴らしきお姿。SFC時代には攻略本や設定資料でしか分からなかったが、フェンリルナイトの衣装はこうなってたのか……ただエロいだけでない見事なデザインにただただ感服。ちなみに左腕には形見のリボンもしっかりと巻かれている拘りぶり。

 でもお父様が見たら泣き崩れませんかねこの格好。

 メイガスアンジェラに至ってはもはや痴女一歩手前と言っても過言ではない限界ギリギリなお姿。いや、魔女だからある意味これで正解か……?

 横から見たらほぼノーガード状態。何でこれでCERO B通ったのか。

 しかしながら聖剣3のキャラの魅力は決して 胸と尻 リースとアンジェラだけではない。このふたりが別格過ぎるだけ。

 もちろんデュラン、ホークアイ、ケヴィンの男キャラ連中も、仲間にしてもしなくても素敵にいい性格全開なシャルロットも、その他のサブキャラ、敵キャラ、モブキャラ、果ては雑魚モンスターに至るまで、全てが魅力的に可愛く表現されている。

 可愛い雑魚モンス代表格のラビは言わずもがな、ハニービーなんかモンスなのにエロ可愛いとか一体何のサービスですか。

 そんなエロ可愛いモンスター、ハニービーの最上位種・エンプレスビー。とあるイベントのボスだけど、アングルが色々と圧巻。

 こちらもエロ可愛いことで有名な敵キャラ、ツェンカーさん。こんなんに襲われるとか何のご褒美か。

 聖剣3が誇るエロい敵キャラの代表格たる存在・美獣。何度見ても圧が違う。

 聖剣伝説3のキャラの魅力は向上したグラフィックだけでなく、やはりその特徴的な性格を見事に表現し生命を吹き込んだ「声」が付いたことが大きいかと。
 かつての原作版では文字でしか表現できなかった部分が、ちょっとした台詞のイントネーションで隠された感情や意図を感じさせる。これがキャラの魅力を何倍にも引き上げている。

 その一例が黒耀の騎士デュランの一連のイベント。原作版では特に感情らしきものを感じさせなかった黒耀の騎士だが、リメイク版では要所要所でデュランに対する感情が見え隠れしているのが分かるようになった。

 原作版のようにプレイヤーの想像力に任せて物語を膨らませていくのも良かったが、リメイク版のような演出も甲乙付けがたくどちらも素晴らしい出来映えに。

クリア後の追加要素として解放されたクラス4とHEROES of MANAとの関連性

 ほぼ原作準拠の純リメイクである聖剣3リメイクだが、ストーリー本編には特に干渉しない形で一応原作にはない特典的な要素もいくつか追加されている。

 そのうちのひとつが、クラスチェンジ4レベルの解放。もちろん各キャラごとに光・闇それぞれのクラスが用意されており、それに伴い新たな必殺技や専用装備、コンボ技なども追加。

 クラス4解放イベントに関連して相対する隠しボス・大魔女アニス。聖剣伝説シリーズをとことん追っている人なら知っている名だが、知らなくても特にストーリー展開上不都合も不明な点もないのでご安心を。
 アニスを打倒することで「HEROES of MANA」の名称のトロフィーが解放されるなど各所に「HEROES of MANA」との関連も仄めかされるが、明確に繋がりを示すことはないため、あくまでもファンサービス的なもの。

 でも知っていた方が100倍楽しめるのもまた事実。

 聖剣シリーズは本当に奥が深い……ちなみに大魔女アニスの名を最初に知ったのはご存じ「LEGEND of MANA」。あれもリメイクしてくんないかな……

2周目以降はある程度高速周回できる「強くてニューゲーム」でフルコンプが容易に

 聖剣伝説3は主人公が6人、ストーリーが大別して3種類あり、リメイク版では仲間キャラクターのオープニング部分を追体験できるシステムが加わったため、最低3周すれば聖剣3の全ストーリーを楽しめる親切設計になっている。

 しかし今作ではさらなるクリア後要素として一度でも全クリアすればレベルや所持品などをそのまま次に持ち越せる、いわゆる「強くてニューゲーム」が選択可能になったため、SFC版ではさすがにキツかった6人全員のストーリーのフルコンプが現実的な時間で可能になった。

 いや、まぁSFC版でもやりましたけどね6人フルコンプ(笑)

「強くてニューゲーム」で持ち越される要素はあくまでも一度クリアしたことのあるキャラのものなので、キャラチョイスによっては高レベルキャラと初期状態のキャラが入り交じることになるが、ひとりでも高レベルキャラがいれば序盤の進行速度は桁違いに上がるため、非常にスピーディーなクリアが可能に。

 また、1周目と2周目のキャラを全員違うキャラにすれば、3周目からはどのキャラを選んでも高レベルでスタートできるため、3周目のクリア速度は2周目よりも上がる計算に。

 レベルや装備だけでなくクラスチェンジアイテムも持ち越すことができるので、しっかりとクラスチェンジアイテムを揃えておけば、初めて接触する風の回廊のマナストーンの時にいきなりレベル3にクラスチェンジすることも可能。
 しかしクラス3の装備品は光・闇でそれぞれ専用品のため一周で全部揃えるのは結構キツいので、ペダンで汎用装備品を買い揃えてからクリアするようにすれば、装備品も最初からかなり強力な状態で進めることができる。

 高レベルによる高速周回プレイに加えてリメイク版より追加されたクラスチェンジリセットアイテムである「女神の天秤」を駆使すれば、SFC版では6人フルコンププレイよりもさらにキツかった全クラスコンプもかなり容易に達成できるようになったため、システム的に非常にユーザーフレンドリーになっているのはとてもとても素晴らしい……いや、マジで。

 これはプレイヤー、中でも特にかつての原作版ファンに対する気遣いだと痛感。往年のファンなら絶対に達成したい聖剣3全キャラ・全クラスフルコンププレイ……

 これが比較的容易にできるとか素敵過ぎて涙モンですよ!

 まぁそれなりに時間かかるはかかるけど(笑)

総評:お子様からおっさんまで。万人にお薦めしたい名作「聖剣伝説3リメイク」

 単純なやり応え、面白さで言えば正直遙かに度を超えたレベルの作品は他に数あれど、全てにおいてバランス良く、ほどほどのボリュームで、難解な設定や複雑なシステムに疲れることなく、単純明快に誰でも楽しめる。

 そんな聖剣伝説3リメイクを名作と言わずして何と言う。

 前作に当たる聖剣伝説2リメイクが結構な酷評が多いので警戒する人も中には多いかも知れないが、聖剣3は違う。断じて違う。迷わずやれよやれば分かるさ。

 発売月である4月には他にFFⅦ REMAKERやバイオRE:3などの競合にして強豪が多かったある意味不遇な時期に発売になった聖剣3リメイクだが、そんなガチ勢にも決して負けていない、聖剣伝説史上最高傑作の名に恥じぬ出来映え。

 聖剣伝説3リメイク。所見で興味を持った今の時代を生きる子ども達はもちろんだけど、かつて聖剣3をプレイしたおっさん共は絶対やれ、絶対に、だ!

 そうすりゃどんなに歳取ろうが、中身は全然子どものままだってことを思い知らせてくれる(笑)それほど子どもの頃に感じた感性、感動は大切なものなのですよ……

 この調子で他の聖剣シリーズもガッツリとリメイクしてくれませんかねスクエニさん……

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