キーボードをLogicoolから東プレREALFORCEに鞍替えした件について
数年前に購入したLogicoolのK840 MECHANICALだが、メカニカルの宿命か最近チャタリングが無視できないレベルで悪化してきた。
K840は人生初のメカニカルキーボードということもあってかなりお気に入りのキーボードではあったが、キーボードとしてまともに機能しなくなってしまったからには手放さざるを得ないと判断。
色々と思案した結果新調したのは、キーボード界の最高峰と名高い、かの東プレのREALFORCE。
ひと言にREALFORCEといっても結構な種類があるが、今回チョイスしたのはオーソドックスかつシンプルな機能で構成されている「R2-JP4-BK」という機種。
スイッチ寿命 | 5,000万回以上 | Nキーロールオーバー | フルNキーロールオーバー |
キー刻印 | レーザーマーキング | サイズ | 142mm×455mm×30mm |
キーストローク | 4mm | 重量 | 1.4Kg |
キー構造 | ステップスカルプチャー | ケーブル長 | 1.6m |
キー数 | 108キーレイアウト | インターフェイス | USB |
キー荷重 | ALL 45g | 生産国 | 日本 |
静音スイッチやらAPC機能、変荷重キーなどの機能は一切無し。あるのはREALFORCE最大の特徴であり価値である「静電容量無接点方式スイッチ」のみのごく標準的な機種だが、その分高価なREALFORCEの中では価格は控えめとなっている(それでも1万後半~2万円前半だが)。
特徴的な機能を何ひとつ持たないR2-JP4-BKだが、結論から言ってしまうともう最高というREALFORCEの名に嘘偽り無しの極めて満足度の高いキーボードだった。
いつも通りならREALFORCE R2-JP4-BKの徹底レビューでも……となるところだが、REALFORCEはその知名度の高さからレビューなど数多のサイトで既にやり尽くされているので、ここでは一般的な製品レビューは控えめに、単に「前キーボードのLogicool K840と比較して」「R2-JP4-BKの何が良かったのか」に焦点絞って紹介していこうかと。
開封の儀:内容物・付属物は基本キーボード本体のみと超シンプル
REALFORCE R2-JP4-BK外箱は、特に特徴の無い普通のデザイン。
第一世代のREALFORCEよりかはデザイン性が高いという声もあるが、これが初REALFORCEのため違いが解らないので感想は割愛。
裏面には大きく特徴がデデンと表記。この中で特に目を引くのはやはり「静電容量無接点方式採用」という点と「日本製」という点。
最近、テレビ事業やら何やらと多くのものが国内生産から撤退して海外に拠点を移しているため、純粋な日本国内生産のものは本当に貴重になりつつある……頼むから国外生産に頼ることにもっと危機感を持ってくれ日本企業よ……
余計な付属品が一切付いていないR2-JP4-BKの内容物は超シンプルで、本体と説明書兼保証書の2点のみ。にも関わらず外箱を持った時の重量感はかなりのものなので、如何にキーボード本体が重量級であるのかが分かる。
選定理由は「ブラックカラー」「ゴールド文字」「日本語配列のフルキー」
数あるREALFORCEの中からR2-JP4-BKを選んだ理由は、まず日本語配列のフルキー(テンキー付)であること、そして本体色がブラックであることと、最後にキーが見やすいように文字色がゴールドであることの3点。これらを突き詰めていくと、唯一残った選択肢がR2-JP4-BKのみだった。
REALFORCE購入を考えた当初は、APC機能や静音スイッチ、あるいはREALFORCEの中では新参にして異色のゲーミング仕様のものも考えたが、自分がキーボードに求めるものは全てR2-JP4-BKにあると判断・納得できた。
ちなみに本体色がアイボリーのものも検討したが、アイボリーはあまりにも業務用というか古臭い感が強過ぎたので、今回は選択肢から除外した。
しかし機能から見る選択肢としてはアイボリーの方が選択肢が多く、さらにキーにかな刻印があるのはアイボリーだけなので、キーにかな刻印を求めるのなら選択肢はアイボリー一択となる。
ただ、R2-JP4-BKを選択して唯一の懸念点は、キーの刻印が「昇華印刷」ではなく、昇華印刷より耐久力が劣る「レーザーマーキング」であること。
昇華印刷とは特殊なインクをPBT樹脂に高温・高圧で浸透させるという印刷技術で、キートップ表面に印刷するレーザーマーキングとは比較にならない耐久力があり、要は使用・経年劣化によるキー刻印が非常に消えにくいというもの。
しかし残念なことに昇華印刷モデルは文字色が黒、つまりキーボード本体の色と同じものしかないため、文字が暗所では非常に見えづらいという欠点がある。
完全なブラインドタッチができれば問題無いのだろうが、私の場合中途半端なブラインドタッチしかできないので、キー文字が見えにくいのはちょっと困ると判断し、キー文字はゴールドのR2-JP4-BKを選択した。
ちなみに本体色がアイボリーのキーボードは、全て文字色が黒の昇華印刷方式となっている。かな刻印があるのもアイボリーだけだし、キー刻印の視認性も抜群に良いため、本体色に拘りがないのならアイボリーの方が断然お薦めとなる。
現在の昇華印刷技術ではどうしても黒文字でしか印刷できないとのことだが、将来的には是非ゴールド文字でも昇華印刷方式のものを出して欲しいところ。
接続は標準的なUSB接続。ケーブルの配線方向を選べるのが地味に良い
REALFORCEは基本全てUSB接続(Type A)。もはや現在ではスタンダードな接続方式で、今ではほぼレガシー扱いのPS/2接続には非対応(変換コネクタでの接続は動作保証対象外とのこと)だが、もはやPS/2自体最近のPCには用意されていないことが多数なので全く気にならない。
そんなオーソドックスなUSBケーブルには「REALFORCE」明記のケーブルタイが付属。
地味だが非常に有用な良機能として、ケーブルの配線方向を上と左右の3方向から選択可能なケーブルスリットが本体裏面に備わっている。
ただでさえ有線キーボードはケーブルが邪魔になることが多々あるので、こうした機能は普段使いの中で本当に地味に効いてくる。
ただ、惜しむらくは本体側のケーブルが本体固定で交換できない点。本体側もコネクタ式にして、万が一のケーブル脱線時に即座に交換できる構造になっていれば優先接続式キーボードとしては完璧だったのに……
重量級の本体を支えるチルトスタンドが想像以上に頑丈な造り
R2-JP4-BKは本体重量が1.4kgとかなりの重量級のため、それを支えるチルトスタンドや底面滑り止めラバーもかなりしっかりとした造りとなっている。
チルトスタンドは安物のキーボードに付きものな、貧弱でユルユルな申し訳程度のモノとは訳が違い、それなりの厚みある足が「パチッ」という確かな音と手応えのあるバネの感触と共に開閉する様子は気持ちが良いぐらい。
キーストローク4mm、アクチュエーションポイント2.2mmがもたらした誤入力削減
これまでに使用していたLogicoolのK840と比べて、R2-JP4-BKは明らかに打ちやすい。
本体サイズやキーピッチの違いもあるが、恐らく一番の違いはキーストロークとアクチュエーションポイント。K840はキーストローク3mm、アクチュエーションポイント1.5mmと、R2-JP4-BKに比べてかなり浅い(キー荷重は同じ45g)。
これは熟練者ならタイピング速度を上げやすい反面、慣れていないと打ち間違いを多発しやすいキーの浅さだが、対してR2-JP4-BKは平均的なキーストロークとアクチュエーションポイント深度なので、打ち間違いが起こりにくい。と言うかかなり打ちやすく感じる。実際ミスも目に見えて低減された。
どういうことかと言うと、つまり私自身のタイピングスキルを見誤っていたため、K840の熟練者向け深度を全く使いこなせずタイピングをミスりまくってたのが、ごく普通の深度となるR2-JP4-BKを使った途端それが改善されたというだけの話だったりする。
まさに身の程を弁えなかったことに対する結果だったか……
懸念していたメディアコントロールも可能
REALFORCEは以前から一度は手にしてみたいと考えていたキーボードだったが、ずっとLogicoolから離れられずにいた。
その理由のひとつに、Logicool製キーボードに搭載されている各種メディアコントロール機能があった。
要は音楽プレーヤーソフトの再生・送りなどの操作をキーボード上で行える機能だが、学生時代よりずっとLogicool製メディアキーボードを使用してきた弊害か、Logicoolなどごくわずかなメーカーのキーボードにしかこの機能はないと思っており、それがREALFORCEへの乗り換えを躊躇させていた。
……が、あるやんメディアコントロール!
しかもメディアコントロールだけでなくブラウザやメールソフト起動など、K840にあった機能はひと通りしっかりと搭載されている。
キーカスタマイズ機能などの自由度に関してはLogicoolの圧勝と言えるが、こちらとしてはメディアコントロールさえできれば特に問題にはならない。
何せPCをAVアンプに接続して6.0chスピーカーで音楽視聴しているため、PC上での快適な音楽プレーヤー操作は必須事項だったもので……
本体デザインは超普通だが、キー刻印やカラーなどには慣れが必要
高精度・高耐久力で名高いREALFORCEの数少ない欠点のひとつとして挙げられるのが、その本体デザイン。
ひと言で言うと、THE・地味。
そのデザインは昔ながらのキーボードとほぼ変わらないレベルで一切奇を衒わず、キー配列も標準中の標準なことも相まって、その高評価に反比例するかのように本当にシンプルな印象を強く受ける。
しかし外観は一見シンプル過ぎるぐらいシンプルだが、造りは隅々まで手抜き無く頑丈。文字通り「質実剛健」というのがREALFORCEに最も良く当てはまる言葉となる。
そんなREALFORCEの数少ない外観的特徴が、右上にある「REALFORCE」のロゴと各種LEDインジケーターが配置されたプレート。
R2-JP4-BKの場合本体色とプレートの両方とも黒のためさらに地味で目立たなくなっているが、プレート色はモデルによって変わってくる。
本体色はアイボリーとブラックの2種類で、キー刻印の色はアイボリーの場合昇華印刷の黒のみだが、本体色ブラックの場合は前述の通り、レーザーマーキングのゴールドと昇華印刷の黒の2色がある。
本体色ブラックと昇華印刷のキー刻印黒の組み合わせの場合、視認性はかなり悪くなるので注意が必要。かと言って視認性の良いゴールドの場合は耐久力に劣るレーザーマーキングのため、いずれキー刻印が霞んでしまうという問題もある。
また本体色ブラックのものは日本語配列でも、日本配列特有のキー表記が見慣れた「半角/全角」や「変換」などではなく、「E/J」や記号に置き換わっているので、多少の慣れが必要になる。
その点からもREALFORCEは機能的に変わりないものの、本体色アイボリーは極めて業務用品的で地味なイメージが強いがキー表記などは非常に万人向けになっているものが多く、本体色ブラックは好みの分かれる趣味人向けのレパートリーが多いと言える。
LEDの色・輝度の変更ができるという微妙なオシャレポイントの存在
質実剛健過ぎて遊び要素がまるでないと思われがちなREALFORCE。実際ほぼその通りだが、数少ないオシャレ要素として各種インジケーターのLED色や輝度を変更することができる。
LEDインジケーターの色は(機種によって異なるかもだが)初期設定では赤色だが、
黄色にしたり、
緑にしたりできる。色は全部で7色あり、完全にOFFにすることも可能。また、輝度も強・中・弱のいずれかに設定可能。
設定はキー操作で行い、【Fn】+【Insert】で色の変更、【Fn】+【Delete】で輝度の変更が可能。また後述のREALFORCE Softwareからも変更することができ、
静電容量無接点方式は「あることに気付かせない」からこそ最高
REALFORCEのキーボード最大の特徴にして最大の価値、それが「静電容量無接点方式」のキースイッチを搭載していること。このスイッチの最大の特徴を簡単に言えば、
絶対にチャタリングを起こさない
ということ。スイッチがONとなる部分とOFFとなる分に差(ヒステリシス)が設けられているため、チャタリング(二重入力)が物理的に発生する余地が無く、チャタリングを「起こしにくい」ではなく「起こらない」構造となっている。
また「無接点」の名の通りスイッチが物理的な接点を持たず物理的な摩耗が発生しない構造のため、スイッチ自体の耐久性も非常に優れており、極めて長期間の間チャタリングの心配なく長く安定して使用し続けられる。
他にもあるREALFORCEの特徴は公式サイトに詳しく記載されているが、やはり個人的にはこの静電容量無接点方式がREALFORCEの数ある特徴の中で最も価値のあるものだと思っている。
これは単に「チャタリングを起こさない」から価値があるのではなく、「打鍵した通りに入力できる」というキーボードとしての当たり前の機能を、使用者にその存在を全く意識させずに提供しているという点が何より素晴らしい。
キーボードについて全くの素人がREALFORCEを使用しても、そのデザインの地味さから単なる十把一絡げの多少重いだけの安物キーボードとして何の意識もせず使い続けるだろう。
だが、それこそがREALFORCEの真骨頂であり、最大の価値だと思う。使用者にその実力を強烈に誇示すること無く、ただひたすらに当たり前の機能をそうと意識させずに長く使わせ続ける……まさに真なる実力者の美学がそこにある。
ただ、静電容量無接点方式の打鍵感に関しては賛否両論があり、REALFORCEの静電容量無接点方式のキースイッチはよく「スコッ」などと表現されるが、要は「多少打鍵感が良くなったメンブレンスイッチ」という感覚が一番近い。
実際静電容量無接点のスイッチはメンブレンスイッチのようにカップラバーに覆われており、安物のメンブレンスイッチ式キーボードと似通った打鍵感と打鍵音となっている。
個人的にも打鍵感・打鍵音はメカニカルスイッチの方が好きな部分があるが、まぁこれは慣れの部分もあると思う。
REALFORCE Softwareで各種設定やファームウェアアップデートが可能
REALFORCEは公式サイトから専用ソフトウェアをダウンロードして、キーボードの各種設定を行うことが可能となっている。ちなみにダウンロードには本体型番とシリアルNo.が必要となる。
設定可能な内容は機種によって異なるが、基本的にはインジケーターLEDの設定やキー機能の入替となり、また機種によってはキーボードファームウェアのアップデートも行うことが可能となっている。
アップデートはインターネットに自動接続するのではなく、まずは公式サイトから対象アップロードファイルをローカル上にダウンロードし、それを選択してアップロードする方式となっている。
総評:REALFORCEは素晴らしいが、Logicoolも素晴らしかった
色々と語ったが、要は数あるレビューサイトで言われている通り、
REALFORCE最高
これ以外にないほど、REALFORCEは素晴らしい。
ただその素晴らしさは巷で言われるように「使ってみれば分かる」のではなく、それなりに様々なキーボードを経験した人間が「使い続けてみて分かる」というのが、REALFORCEの真実だと思う。
キーボードの「A」を叩いたら「A」と入力されて当たり前。それが一般人の感覚であり、常識。しかし現実のキーボードはその構造、精度から様々な問題を抱えており、最初は良くてもいずれ不具合を来たし当たり前の機能を提供できなくなる。
しかし、REALFORCEはそんなキーボードとしての当たり前の機能を、派手な外観で誇張することもなく、使用者に意識させずに極めて長期間使わせ続ける。
キー荷重による疲れの軽減、キーストロークやキートップ形状による打ちやすさなど、REALFORCEには様々な機能や工夫が備わっているが、これに勝る価値はないだろうと思う。
REALFORCEは確かに安価では無く、R2-JP4-BKのような機能を抑えた最安値に近い機種でも、ありふれたキーボードの価格帯から考えたら5倍前後という高価な部類に入ってしまう。
しかし、これまで愛用していた1万円前後するLogicoolのK840でも、3年ほどでチャタリングを起こして今回の買い換えになったことを考えると、例え価格が2~3万円台のキーボードでも5年から10年ほど使い続けられるとするなら、総合的なコストとしてはほぼ変わらないか若干安価とも言える。
キーボード購入を考えるのなら、安物買いの銭失いを続けるよりも将来を見据えてREALFORCEを購入することを強くお薦めしたい。違いの分かる人にはもちろん、細かい違いの分からない人にこそREALFORCEは長く寄り添ってくれるはず。
意識すること無く、ひたすら長く貴方の側に。それがREALFORCE。
Logicool k840も決して悪くなかった。と言うか好きだった
チャタリング発生のためやむを得ず買い換えとなったLogicool K840だが、キーボードとしては決して品質の悪いものではなく、はっきり言ってかなり良い部類に入るものだったと思う。
Logicool独自規格ではあるが人生初のメカニカルキーボードだったし、何より掃除のしやすさが抜群に良いフローティングキー構造が何よりも最高だった。
私のように「食べながら、飲みながら」な人間にとって、キーボードはどうしても加速度的に汚れてしまうが、K840のフローティング構造はこの汚れと清掃に対する最適解だった。
それだけに、保証期間の2年が過ぎた直後のチャタリング発生は本当に惜しかった……メカニカルキーボードはチャタリグ発生確率が高いとは言え個体差も大きいようなので、単に運が悪かっただけだと思いたい。
数少ないREALFORCEへの不満と要望:無線式を出せ
そんなこんなで無駄を徹底的に削ぎ落として質実剛健を地で行く名機・REALFORCEだが、決して不満がないわけではない。多分企業としてのこだわりもあるのだろうが、言いたいことはただひとつ。
いいから早く無線式だせやよろしくお願いいたします。
いや、マジで本当に……例えばこの後すぐに無線式が発表されたら、今回購入したコレ差し置いて速攻で買い換えます。それだけ切望してるんですよ無線式……
もちろん有線には有線の素晴らしさ、メリットがあるのも十分理解しているが、もはや時代は無線が主流というのは疑いなく、個人レベルではもちろん、ビジネスユースでも無線式のメリットは大きい。遅延とかガチゲーマー以外で気にしないし、気になる場面もない。
技術的に大きなハードルがあるとは考えにくいので、やはりREALFORCEに無線式がないのはそれなりの拘りがあるからだろうが……何とかご一考願えないでしょうか東プレさん……
おまけ:REALFORCE R2-JP4-BKの比較対象達
最後に今回のキーボード買い換えにあたり購入候補となったキーボード達を、購入を見送った理由と共に紹介。
Logicool MX Keys KX800
REALFORCE R2-JP4-BK最大の対抗馬は、無線式キーボードの最大派閥、Logicoolのフラッグシップ。
こいつはお世辞抜きにかなりいい線行っていた。唯一の懸念はパンダグラフ式っぽいキーだが、実際に触れてみた感じ、打鍵感は悪くない。全体的なデザインも良いし、何より無線対応。
現在愛用のマウスがLogicoolのMX Master2sなので、Unifyingレシーバーも流用できるし、しかもPC複数台分既に手元にあるので、全PCで使用可能という圧倒的利便性も約束されている。
しかしながら、ここでコイツを購入してしまうと、今後また数年の間はREALFORCEを購入する機会を逸してしまうと感じたため、苦渋の決断で購入を見送り。決して機能的に劣るからではなく、REALFORCEへの興味が勝った形だった。
何かしらの要因で追加でキーボードが必要な自体に陥り、その時に無線式のREALFORCEが出ていないというなら、その時は多分間違いなくこいつを購入すると思う。
Logicool K835 TKL Mechanical
続いて再びLogicoolから、愛用していたK840のテンキーレス版。
単なるK840のテンキーレスモデルというだけでなく、キースイッチの種類もK840の「Romer-G」から変更となり、「Redリニア」「BLUEクリッキー」の2種類の打鍵感から選択可能となった。
しかしながら最終的にはテンキーの必要性を重視したこと、微妙にメカニカル=チャタリングの疑念にかられていたこともあり、興味はあったものの見送り決定。
お値段は6千円台と非常にお手頃で、何よりフローティング構造は最高だったんだけどね……
東プレ Realforce A R2A-JP4-BK
REALFORCEでまず最初に考えた機種は、購入したR2-JP4-BKのAPC機能付きモデルであるR2A-JP4-BK。
昇華印刷(墨)/かな刻印無し/ブラック
初のREALFORCEということで舞い上がっており、「せっかく購入するなら」の精神の元APC機能搭載モデルをチョイス。静音スイッチを選択しなかったのは最後の理性の砦と思いたい。
冷静になった後思案した結果、「APC機能は多分使わない」「昇華印刷は良いが文字色が黒は凄く見辛い」という結論に至り、最終的には購入に至ったR2-JP4-BKに落ち着いた。
ちなみに型番最後尾の「SHK」はAmazon専用型番であり、モノとしてはR2A-JP4-BKと全く同等。
東プレ Realforce R2-JPV-IV
R2A-JP4-BKの後、R2-JP4-BKという結論の前にまずこちらに流れ着いた。
昇華印刷/かな刻印あり/アイボリー
本体色はアイボリーだがその分キー刻印の視認性は抜群で、不要なAPC機能は無く、REALFORCEの特徴のひとつである変荷重キーを搭載しているモデル。
多分選択肢としてはこれが最も無難中の無難なのだろうが、変荷重キーの利便性が体感できなかったこと、やはりアイボリーは地味過ぎるという理由から除外となり、R2-JP4-BKに流れ着いた。
これからREALFORCEを購入する人で、アイボリーに抵抗がないのなら、間違いなくお薦めのモデル。色がアイボリーであること以外、何ひとつ不満が無い。