バイオ 7 無料DLC「NOT A HERO」を速攻攻略してみた
本編では 2017 年春頃に配信が予告されていたものの、その後延長が決定して実に配信まで約 1 年もかかった、バイオハザード 7 の無料 DLC「NOT A HERO」。
バイオ 7 本編の後日談をクリス・レッドフィールドを主人公として描いた物語ということで、かける期待は極めて大きい。1 年も待ったかいがあったと信じさせて欲しいところ。
難易度は最も簡単な「Casual」、通常難易度の「Normal」、そして最難関の「Professional」の 3 種類あるが、まずはじっくりとストーリーを楽しむために「Casual」から着手することに。
舞台は本編ラストステージであるルーカスの根城であった廃坑、その最深部
物語は本編ラストでイーサンを救うために、クリスが青白カラーになったアンブレラマークのヘリから降下した直後から始まる。
これまでに色々物議を醸し出し、「クリスが闇落ちしてアンブレラ鞍替え説」や「アンブレラ制圧後に奪ったヘリで急行説」など様々な憶測が飛び交ったが、真実は「対生物兵器根絶のための PMC として生まれ変わったアンブレラに、BSAA から軍事顧問として派遣された」が正解だった模様。
まあそれはそれで説明が付くが、それがそれとして あのマッチョゴリラボディは何処に?
こんな身体になっちゃったから「闇落ちして精神病んで痩せ細ってアンブレラに宗旨替え」なんて噂が流れるんだよwww
では早速今回の舞台となる廃坑へ。入口は本編でイーサンが入った場所と同じ。しかしイーサンの時と異なるのは、その装備の充実度。ガスマスクを完備した HUD に加え、
アルバート01。サムライエッジをベースにアルバート・ウェスカーが設計したカスタムモデル。通常弾ながらマグナムに匹敵するその威力は本編で入手できるアルバート01-R でイーサンが実証済み。
ショットガン「トールハンマー」。近距離において絶大な破壊力を持つ装備。こいつも最初から装備。
ナイフはごく普通。でもないよりはマシ。
そしてグレネード。これは本編では未登場の、特殊部隊ならではの装備。これ本編であったらどんなに楽だったか……
所有マニュアルにはアンブレラに関するものも。現在ではその悪事が露呈して既に倒産・消滅済みのアンブレラだが、その退職者や関係者が集まって過去の罪の精算を目的に結成されたのが現・アンブレラ。
色々と耳障りの良いことが書き連ねてあるが、クリスが「信用できない」と言っていた通り、
次回作あたりで思いっきり黒幕になってそうな予感。
アンブレラのおかげで出た被害者の数を総合したら第二次世界大戦の比じゃねぇだろ……
まあそれはともかく、取りあえずは奥へ進んでいく。敵は相変わらずモールデッドのみで、ルートも既に本編で攻略済みなので慣れたもの。
例のルーカスの研究室へ。
中には隊員が 2 人倒れている……と思いきや、
お前かよルーカス!意外にお早いご対面。そしていきなり爆弾リストバンドをカチリ。
こいつどんだけ爆弾好きなんだよ……
しかも躊躇いなくあっさり起爆しやがった。頭切れ、行動力もある……これでイかれてさえいなければさぞ優秀な人材となったろうに……
いきなり真正面から喧嘩売ってきたルーカスを追って先へ進むと、NOT A HERO の新ステージである「中央空洞」へ。
こいつらがあるってことは、当然コインがどこかにあるということか……それにしてもベイカー家にもあった鳥籠がここにもあるということは、これ設置したのはルーカスかよwww
巨大なシールドマシン。そして不吉極まりないピエロマーク。
この中央空洞には 3 つのシャッターがあり、どのルートから行くか自由に選べるのかと思いきや、
先に進むには高性能フィルターやら暗視装置やらが必要になるとのことで、どうやら結局は 1 本道の模様。まぁ迷う必要なくて便利かもだが、ここら辺はもっと自由度高くても良かったのではないかと。
取りあえず行けるルートから進んでみると、隊員が捕まってる……助けるには鍵が必要らしい。
さらに進むと大量のモールデッドと、明らかに罠感満載の「Key」!
相変わらず楽しんでるなルーカス……
鍵を取ると予想通り罠っぽく、体表が白いゲロモールデッドが襲いかかってくる。撃っても撃っても死なない特殊仕様っぽいため、地形を活かしてさっさと逃げるが吉。仲間も待っていることだしね……
……とか思ってたら 結局これかい!
本編がグロテスク Ver なので NOT A HERO もそれに準拠なのか、それともデフォでこの演出なのか不明だが、結構なグロ描写じゃんか……
そして誤りつつ仲間から高性能フィルターを剥ぎ取るクリスさんマジクール。と言うかこのフィルター、特定人員だけでなく全員が標準装備にならなかったんですかね……
お次は高性能フィルターがないと進めなかった先へと向かう。確かにここは見るだけでフィルターないとキツそうな環境だな……
この奥でラムロッド弾及び暗視装置をゲット。これで白モール(ママ・モールド)に対して有効な攻撃ができるようなるが、絶対数が少ないので結局逃げるが勝ち状態に……
帰り道には行きにはなかったタレットが設置されており、油断してるとあっという間に蜂の巣に。
これ設置したの絶対てめぇだろルーカス!
あいつマジ許さねぇわ……(ここで 2 度死んだw)
最後は暗視装置ないと進めない場所へ。
床にはどっかで見たようなトラップが……なるほど、これは確かに暗視装置無しには進めないな……
レーザートラップもあちらこちらに。超ウザいと思ってたら、
レーザートラップに紛れ、より視認しにくいワイヤートラップが。
ルーカスマジ○すわ。
ここにもどこかで見た人形が……ルーカスどんだけピエロ好きなんだよwww
ウゼえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!
何かもう一発ぶち込んで何もかもなかったことにしたいと思ってぶち込んだらホントに全部消し飛んだwww
はい、よく存じております。
何たって苦労して助けた奴を直後にアボンしやがる野郎だからな。
テ メ エ の せ い だ !
この後腕に嵌められた爆弾リストバンドを解除し、ルーカスを追って研究所へ。つか地下からこんなところに繋がってたのかよ……
何かママ・モールドって、シルエットだけ見るとすげぇニューボーン・エイリアンっぽいな……
狭い実験室の中にたむろするモールデッド達……さぞ何か重要なアイテムでもあるのかと思いきや 特になし。
返せ!俺のラムロッド弾返せ!
まぁここでも手に入ったからプラマイゼロではあるんだけど……
おっ、ルーカス見っけ!
有無を言わさず 早速射☆殺。
でもまぁ、当然こうなるわけで……ちなみにルーカスはエブリンのカビに寄生されてなかったわけではなく、ゾイ同様強い抗体を持っていただけなのでこれまで自我を保っていたが、こうして瀕死の状態になって抗体が弱まり発症した……というところか?
しかしながら何でこうウイルス連中って 質量保存の法則をガチ無視するんですかね。
意外に強い変異ルーカス。焼夷グレネードが効果的で良く怯むので、グレネードで足止め → アルバート01+ラムロッド弾で弱点を狙撃コンボが一番効率よくダメージを与えていける。
ダメージが蓄積すると暴走を始めるルーカス。やることは変わらないが、酸素濃度が減少し続けて時間制限が発生するため、より効率的に動く必要が出てくる。
ようやく倒れた……ここに来るまでにそれなりにラムロッド弾やグレネード類、回復アンプルを貯め込んでおかないと、初見だと厳しいかと。逆に本編の 難易度:Madhouse やイーサン・マスト・ダイとか攻略した人だとかなり余裕でクリア可能かと。
NOT A HERO 最高のベストアングル。クリスかっけえwww
ただこの直後サーバーの止め方分からずショットガンでぶっ壊した脳筋対応はどうにかならんのかwww
しかしこれでようやく本編から続くルーカスとの因縁にも終止符が打たれることに。
本当は優しく暖かな家庭だったベイカー家。これが致命的に崩れたのはエヴリンを助けてしまったことに起因するが、それに便乗してルーカスが色々暗躍していたのが事態の複雑化どころか混沌化を招いたのは明白なので、ある意味諸悪の根源とも言えるのはやはりルーカスか……
こいつがエヴリンの一件以前の幼少の頃からイかれていたのは本編でも分かっていたしね……
難易度 Professional 攻略に関してはゆっくりやっていこうかと……
取りあえず難易度は Casual だが、NOT A HERO 攻略は完了し、概ねのストーリーも把握。クリス闇落ち疑惑も晴れ、アンブレラの謎も解けて気分はすっきり。
……だからこそ、最難関の Professional 攻略は急がずにやっていこうかと。なぜって、そりゃあ……
弾薬も銃火器もないままナイフ一本で廃坑に叩き落とされ序盤からママ・モールちゃんに襲われる難易度とか、せっかく気分良くなってるところにやりたくないでしょ?
まるで気分は身ひとつでベイカー家の悪夢に巻き込まれたイーサン……とか思うが、よく考えたらクリスはモールデッドをパンチ一発で粉砕する豪腕持ちなのでそう最悪な事態でもないかwww
バイオ 7 本編は装備類に乏しい上に制限も多く、しかもバイオ 4 以降では標準とも言えたクリーチャーワンパン上等の体術関係も使えないということで非常に精神的にキツかったが、それがこの NOT A HERO では解禁されたため、全体的な難易度としては上がったものの非常に爽快にプレイできるアクションゲー寄りになった感じがある。
バイオ 7 の目指した原点回帰のホラー要素寄りか、それともアクション要素寄りか、どちらが良いのかそのバランスが難しいところだが、個人的にはこの NOT A HERO は無料 DLC とは思えない、非常に良く出来た追加コンテンツだったと思う。
もうひとつの DLC である「END of ZOE」も既に入手済みなので、こちらにも是非期待したいところ。