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新たなるシャープペンシルを求め、最近の文具事情をチェック

投稿日2018年4月10日

 最近とある理由で試験勉強をすることになり、勉強嫌いではあるがやむを得ずに久々に……本当に久々に筆記用具を用意していざ試験勉強を、と思ったら、

 シャープペンが使い物にならなくなっていた。

 正確にはシャーペン自体は機能するが、ラバーグリップ部分がもうベッタベタになっていてとてもじゃないが持てない状態になってしまっていた……

 これは「加水分解」というゴム内の可塑剤が表面に溶け出してくる現象で、ラバーグリップに限らず多くのゴム製品にごく自然に起こり得る経年劣化の症状のひとつ。
 一応対処療法として無水エタノールなどで拭き取れば綺麗になるが、一度加水分解が生じたらもう寿命と考えて、新しいものを購入する方が手っ取り早い。

 高校時代に 200 円程度購入したシャーペンに無水エタノール購入して対処とか、どう考えても対費用効果ゼロどころかマイナスなので。
 ただこのシャーペン、高校時代どころか大学受験、論文執筆、就職試験と多くを共に駆け抜けてきた相棒なので、名残惜しいと言えば名残惜しいが……

調べ初めて驚愕した、最近のシャープペンシル事情

 いくら名残惜しいと言っても 10 年以上も放置してたらそりゃ駄目になると割り切って、次なる相棒となる新シャープペンを求め、最近の人気や売れ筋のシャープペンは如何なるものかを調べてみることに。

 幸いにも現在は高校の頃は存在しなかったインターネットがあり、また職場が大阪で近くにかなりデカい文房具専門店も複数あると恵まれた環境なので、最近の文具事情が非常に調べやすい。で、色々と調べていくと……

 何ですか高級シャープペン市場って

 いや、いわゆる「高級シャープペン」という分野は昔から確かにあった。特に製図用シャープペンって絵描きしていた人間にとって憧れのシャープペンだったし。
 でも最近はそうしたプロユースではなく、一般向けとして多機能・高級を謳うシャープペンが何というか もうワラワラ出ている のには驚いた。

 正直言ってつい数日前まではそこらの文具屋で適当に購入しようと考えていた……しかしこうした現在のシャープペン事情を知った今、もはやこの流れを無視することは物欲全開人間として決してできない……
 と言うわけで、次なるシャープペンはいわゆる「高機能・高級シャープペンシル」に焦点を絞り込んで、良さげなものを探していこうかと。

シャープペンシルの種類と選び方

シャープペンの種類は大別して「ノーマル」「製図用」「マルチ」

 最近のシャープペンにはメーカーごとに多種多様で、細かく分類するともはや何が何だか分からないレベル。しかしその根源を追求すると、結局は昔ながらの3種類までその分類を絞り込むことができる。

 まずは「ノーマル」。これは読んで字の如く、普通のシャープペンとしての機能しか持たないシャープペンを指す。例えばクルトガのように芯を常に尖らせる機能や、デルガードのように芯が折れない機能があったとしても、「シャープペン」としてはあくまで単機能のシャープペンなので、ここに分類される。

 一例として上記などが該当する。どれもそれぞれに個性的な機能や特徴があるが、シャープペンとしての機能は単に「書くだけ」のシングル機能モデル。
 ただそれだけにそれぞれの特徴がでやすく、また分かりやすい。必要以上の機能性を盛り込んでいないため、価格も無駄に高くなくリーズナブルなものが多い。

 特にぺんてるの「スマッシュ」などは 30 年以上も昔からある高機能・高級シャープペンの代名詞みたいなもので、製図用シャープを元に開発された一般向けシャープペンとして有名だった。

 続いては「製図用」。これは昔からあるプロ向けの高級シャープペンの代表格で、建築や電子機器などの設計図を引く際に使用される、プロの現場における必要要素を盛り込んだ質実剛健を地で行くシャープペンとなる。

 やけにぺんてるからのノミネートが多いが、それだけぺんてるの製図用シャープの人気が高いということ。上記で紹介したぺんてるの「スマッシュ」は、GRAPH 1000 FOR PRO を元に開発されたシャーペンであることは有名。
 また人気の製図用シャープには、ロットリングやステッドラー、ファーバーカステルなど、ドイツの筆記用具メーカーが多いのも特徴的。

 最後は「マルチ」。これは昔からよくあった本体にボールぺンなどと一緒に収まっており、本体を回すなどして使用するペン軸を選ぶタイプの、いわゆる「多機能ペン」に属するシャープペン。

 これらのシャープペンはひとつの胴軸(本体)内に複数のペン軸を納める関係上胴軸径が太く、また複数のペン先を切り替えるという構造上ペン先のブレがあるなど、純粋な書き心地に関しては普通のシャープペンに劣る部分が多い。
 しかしながら黒・赤など複数のボールペンなどを1本にまとめて持ち歩ける利点は大きく、ビジネス用途などでも人気があるタイプとなる。

 このタイプは昔からあり、実際に学生時代に使用した経験もある。実用的な「多機能シャープペン」としてまず思い浮かぶのはこれという人も多いかと思う。

 さて、一般的な用途としてのシャープペンを選ぶ場合だが、基本的には「ノーマル」か「製図用」で選んでおけば問題なく、こだわりがないなら「ノーマル」から選べば価格的にも安心できるはず。
 製図用シャープはプロ御用達ではあるが、素人が使用してはいけないということではなく、むしろプロ向けに洗練された頑丈さと機能性は使いやすく感じることも多い。

 ただ「マルチ」に属するシャープペンは、普段使いとしてはちょっと選定外にした方が無難かもしれない。というのも既に紹介した通り、やはり単機能としてのシャープペンと比べた場合に書き心地では劣る点が多いと思われるからだ。これは昔に実際に使用したことがある経験からの意見でもある。

 書き心地とは別の点、内蔵されているボールペン軸の性能や扱いやすさに関しては昔より随分と改善・向上されているかもしれないが、今回は購入対象より除外して考える方向で進めていく。

シャープペンの芯径の種類は 0.3mm ~ 2.0mm、常用には 0.3mm ~ 0.7mm 範囲で選択

 シャープペンの芯の太さと言えば、ほとんどの人が 0.5mm を思い浮かべる。イラストなどを描く人なら 0.3mm などの細芯の使用経験があることも多いが、基本的に主流は 0.5mm であり、これさえ選んでおけばどのようなシチュエーションでもほぼ問題なく使用できる。

 ただ、今回気になったのが 0.7mm 以上の太さの芯の存在。特に 1.3mm とか聞いたことない……が、調べてみると設計や新聞記者などの特定の仕事の人に需要があり、昔から存在自体はしていたらしい。マジですか……
 0.9mm や 1.3mm、2.0mm といった太い芯は鉛筆と同じような感覚で使用できるため、最近ではマークシート用の太さの芯として需要があるとのこと。

 0.9mm 以上の太芯も面白くはあるが、今回選ぶのはやはり基本中の基本である 0.5mm 芯対応のシャープペンにしようかと。細芯の 0.3mm 用シャープペンも欲しいが、用途はイラスト用になってしまうので試験勉強には活かせなそうだし……

 もし試験がマークシート方式なら、こういう太芯のシャープペンがあってもいいのではと思う。

シャープペン胴軸素材は樹脂 or 金属。ラバーグリップは除外する方向で

 今回の買い換えの原因となったのは、シャープペンの軸に備わっていたラバーグリップが溶けたこと。よって今回の買い換え対象からはラバーグリップ付きのものは除外することに。

 断っておくが、決してラバーグリップが駄目と言うわけではない。加水分解は経年劣化として起こる物理現象で、不良品というわけではないからだ。
 ただ、やはりラバーなどの劣化するものが付いていない方が長期間安心して使用できるというのは間違いないので、今回はシャープペンの本体素材が樹脂あるいは金属のもので選んでいこうかと。

 ちなみに本体素材で面白いものと言えば、

 上記のように胴軸が木製のシャープペンも。ただ値段は高級そうな見た目通りに結構お高い……

決定!購入候補シャープペンシル 6 選+番外 2 選

 今回定める新シャープペン購入基準として、

  • 種類は「ノーマル」あるいは「製図用」から
  • 芯の太さは 0.5mm
  • 本体素材は樹脂 or 金属
  • 価格は 1,000 円まで

 上記を条件に、現時点で良さげに感じたものを 6 種類に加え、購入候補外ではあるが気になったものを番外として 2 種類ほどピックアップしてみた。

ZEBRA DelGuard Type Lx 0.5

「もう、折れない」のフレーズで有名な、どんなに筆圧をかけても折れず芯詰まりも防ぐというゼブラのデルガードシリーズ。「マツコの知らない世界」でも紹介されたことで有名なシャープペン。職場近くの文具店でもマツコの似顔絵と共に超お薦めされていた(笑)

 文具店にサンプルがあったので実際に使用してみたが、本当に折れない。折る気でいったのに折れない。これは凄い。
 ただあくまでもそれは使用基準の範囲内であり、必要以上に長く芯を出した状態(4回以上ノックした状態)だと折れる場合があるとのこと。それでもこの折れにくさは凄いのひと言。

 今回選んだ タイプLx はデルガードの高級タイプで、グリップが金属製になったため重心が低く、安定して書くことができるようになっている。価格は定価 1,000 円だが実売は 600 円前後とかなり割安で入手できる。

 ただ、デルガードは筆圧が強くいつも芯を折ってしまう人に特にお薦めできるが、逆にそこまで筆圧が強くなく芯を折ることがないという人にはイマイチ魅力が足りない面も。

三菱鉛筆 uni KURU TOGA ローレットモデル 0.5mm

 ここ最近の高機能シャープペンの火付け役となったと言われる三菱鉛筆の「クルトガ」。筆圧を利用して芯が回転し、常に芯が尖った状態をキープし続けるという画期的な機能を備えている。

 クルトガにはバリエーションが多く、このローレットモデル同様高級路線のハイグレードモデル、2 倍の回転速度を誇るアドバンス、さらにそれらの限定モデルなど、様々な種類が存在する。
 スタンダードタイプは一番標準的な機能を備えたクルトガで、外観も機能もごく普通な代わりに価格も実売 300 円前後と安価に設定されている。

 今回選んだローレットモデルはグリップがローレット加工が施された金属タイプになっており、高級感を出すと同時に握りやすく滑りにくいようになっている。
 クルトガ機構の機能的にはスタンダードモデルと変わらないが、定価 1,000 円の実売価格 700 円前後と、スタンダードの 2 倍以上するのが痛いところ。果たしてこのデザインにどれだけの価値を見出せるのかで評価が分かれる。

 個人的にはローレットような金属加工が施されたタイプのものは大好きなので、数あるクルトガシリーズの中からこれが選択肢に入ったわけで(笑)

 また、クルトガシリーズにはクルトガ専用の替芯も用意されているが、別に専用品でなくても普通の替芯で十分事足りるとのこと。

 クルトガ専用替芯は周辺部が柔らかく中心部が固いという従来品とは逆の構造になっており、クルトガの機構で尖りやすく滑らかに書きやすくなっているらしい。

 クルトガシリーズは「安定した書き味を維持する」機能に特化しているため、万人にお薦めできるシャープペンのひとつと言える。後は用途や好みに合わせて多種多様なバリエーションから選択すれば良いかと。

ぺんてる GRAPH 1000 FOR PRO

 製図用シャープと言えばコレと言えるぐらい有名な、プロ御用達の製図用シャープ。発売は1986年と古く、様々な「世界初」の機構を取り入れたシャープペンであり、現在のシャープペンのベストセラーである同社の「スマッシュ」の元となったことでも有名。

 書き心地、持ち心地、全てが高品質で、プロ用として実用的なのはもちろん所有欲も十分に満たしてくれる。定価 1,000 円、実売 700 円前後と、その高い人気と性能の割には低価格でコスパも良いと非の打ち所無しの逸品。
 また、後継と位置づけられる製品として「GRAPH 1000 CS」「GRAPHGEAR 1000」もあり、それぞれデザインや機能が微妙に異なる。

 個人的にはやはり GRAPH 1000 FOR PRO がデザインとしては一番好み。GRAPH 1000 FOR PRO を 0.3mm 芯から 0.9mm 芯まで5種類全部揃えられたら幸せになれそう(笑)

 ただ残念ながら GRAPH 1000 FOR PRO はグリップに部分的ながらラバーが採用されているため、最終的に今回の購入候補からは外れてしまうかも……あくまで部分的な使用だし問題ないとは思うが。

トンボ鉛筆 MONO モノグラフゼロ

 トンボ鉛筆のモノグラフシリーズ最上位に位置付けされる、ローレットグリップを採用した製図用シャープ。ノック部にはモノグラフシリーズに共通する回転繰り出し式の MONO 消しゴムが採用されている。

 シャープペン付属の消しゴムと言えば使い物にならないお飾りというのがデフォルトだったが、その概念を覆したのがこのモノグラフシリーズ。
 MONO ブランドの消しゴムと言えば消しゴム業界でのトップブランド。これが採用されているだけに、その消し心地は従来のシャープペン付属消しゴムとは一切比較にならないレベルで快適極まりない。

 実際に近場の文具店においてあったサンプル(種類はモノグラフゼロではなく普通のモノグラフ)を使用してみたが、本当に良く消える。
 消しゴムである以上消えるのは当然だが、シャープペン付属の消しゴムは正直「中の芯が出ないようにするだけのフタ代わり」としてしか認識してなかったので、この消し心地はまさに価値観崩壊レベルだった。

 ただモノグラフゼロ付属の消しゴムは他のモノグラフシリーズよりも細身のため、若干消しにくいというレビューが散見されたのがちょっと気になる。
 また他のモノグラフが「フレノック機構」や「サイドノック機構」を採用しているのに対し、モノグラフゼロは普通のシャープペン同様のノック方式で芯を出すため、消しゴムを使用しているとノックしにくいという欠点もあるとのこと。

 MONO シリーズ共通の青・白・黒の三色デザイン、革新的な回転繰り出し式消しゴムの採用など良い点が多いだけに、そうした欠点をもう少し煮詰めて克服してくれれば最良のシャープペンになるかと。

プラチナ万年筆 PRO-USE 171

 本体は樹脂、グリップ部はローレット加工の重みのあるグリップで低重心に設計された、2017年5月に発売されたばかりの新製品となる製図用シャープ。

 最大の特徴は芯パイプ長を調節して自分好みの筆記感にカスタマイズ可能な「シュノークシステム」と、芯を保護するクッション機能の ON/OFF を選択可能な「セーフティスライド機構」を搭載していること。
 シュノークシステムはテーパー(口金)部を、セーフティスライド機構はグリップ部を回すことでそれぞれ機能し、自分の好みに合うように調節できる。

 実際に使用した感じでは結構な重みがあるがその分ブレずに安定した筆記が可能で、シュノークシステムは無段階で芯パイプ長を調節できるのでかなり細かく自分に適した設定を追求できる。
 ただそんなシュノークシステムも一度ベストな設定を見つけてしまうと、それ以後はなかなか使う機会はなさそうだと感じた。シュノークシステムに限らずこのテの機能はすべからくそんなものだが……

 問題なのはその価格で、定価は 1,500 円、実売でも僅かにだが 1,000 円を越えてしまうこと。今回の購入基準が 1,000 円以内なので、微妙に対象外に……

ぺんてる スマッシュ

 Amazon でのベストセラー第1位、同社の製図用シャープ「GRAPH 1000 FOR PRO」を元に一般向けシャープペンとして作成され、30年という長きに渡り高級シャープの代名詞として君臨してきた、定番中の定番と言っても良いシャープペン。

 機能的には「GRAPH 1000 FOR PRO」を踏襲しているため、製図用シャープペンのメリットをそのまま享受できるのが最大のメリット。
 ラバーリブ(グリップ部のツブツブ)の持ちやすさとい低重心による安定感から書き心地が抜群に良いと極めて高い評価が多く、昭和に発売されたとは思えない程に完成度を誇る。

 そんなスマッシュの唯一とも言える欠点は、実売価格がほぼ定価の 1,000 円と、元となった GRAPH 1000 FOR PRO よりも高価なこと。カラーバリエーションの違いなどでたまに 700 円前後で販売されていることもあるが、それでも下手な製図用シャープよりも高価なのは如何ともし難い。

 また、GRAPH 1000 FOR PRO 同様グリップにラバーが採用されているのも少し気になる点。一応今回の購入基準ではラバーグリップは No なので……

番外:ぺんてる マークシートシャープ 1.3mm B芯 AM13-B

 今回の購入基準は 芯径 0.5mm と言いつつも、やっぱり最後までに気になっていたのが、芯径 1.3mm のマークシート向けシャープペンシル、その名もそのまま「マークシートシャープ」。

 普通に文字を書くのには不向きそうだが、用途としてはマークシート以外にも例えばイラストで陰影の濃淡を付ける時などに重宝しそうではある。汎用性には乏しいが、ちょっと気になるシャープペンと言うことで番外にランクイン。

 ちなみにマークシートシャープには替芯と消しゴムがセットになったセット品があり、価格的にもそちらの方がお得。

 あと、個人的な感想として色が好み(笑)

番外:PILOT S20 ダークブラウン 0.5mm HPS-2SK-DBN5

 もうひとつの番外は、やはりこちらも購入基準からは外れるものの、最後まで気になった木製胴軸シャープ、PILOT の S20。

 番外理由はもちろんそのお値段。最安値でも 1,500 円前後という高級品にはさすがに手を出し辛い……もう少し安価な木製軸のシャープとして三菱鉛筆のピュアモルトがあるが、デザイン的には S20 の方が僅差で好みだったので……

 また PILOT には LEGNO(レグノ)という木軸シャープシリーズもあり、価格は S20 より 500 円程高い程度なので、ここら辺はデザインの好みで選択すれば良いかと。

「欲しいシャープペン」と「必要なシャープペン」、どう折り合いを付けるか

 最近のシャープペンは種類も機能も本当に多種多様になった……学生を卒業してからすっかり触れなくなってしまったシャープペンだが、まさかここに来てこんなに悩まされることになるとは(笑)

 Amazon ランキングを見てみると、前述の通りぺんてるのスマッシュが不動の一位を誇り、しかしその後に続くのも GRAPHGEAR や GRAPH 1000 FOR PRO 、オレンズなどやはりぺんてるのシャープペンとなり、シャープペン業界でのぺんてるの人気と実力が窺い知れる結果となっている。

 しかし、ならばシャープペンはぺんてるのものを選んでおけば間違いない……とは簡単にはいかず、やはりデザインの好みや感じる使い心地には個人差があるため、実際に実物を試用してみるなどしてから最終的な判断を下すのがスマートだと思う。

 自分が「欲しいと思う」シャープペンと「必要とされる」シャープペンは、実際には異なることが多々ある。と言うかシャープペンに限らず、「欲しいと思うもの」と「必要なもの」が実際に同じであることは滅多にない。

 今回のシャープペンの場合なら現時点で欲しいと感じているのは、やはり学生時代からの憧れであった製図用シャープや、木軸シャープあたりだ。製図用シャープは機能性が高く、木軸シャープは高級感があり、どちらも非常に購入意欲を駆り立てられ、実際に所有すればそれだけで大きな満足感も得られるのは間違いない。

 だが、実際に現時点で必要とされるシャープペンの要件は、「安価」「壊れにくい(劣化しにくい)」の 2 件を満たすだけのもので良い。胴軸の素材とか、プロ仕様のオーバスペックな機能は不要だ。

 ここら辺にどう折り合いを付けて納得のいくシャープペンを探すのか、幸いにも職場近くにそれなりの規模の文具専門店を回りつつじっくりと見極めていきたいかと……

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