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愛用のキーボードがチャタり始めたので、10年ぶりに新たなキーボード購入を考える

投稿日2018年3月10日

 これまで長らく愛用していたキーボード Logicool MX-3000 が最近色々挙動不審になってきたので、本格的にぶっ壊れる前に新たなキーボードを探すことに。

 これまで愛用していた MX-3000 はいわゆる「マルチメディアキーボード」と呼ばれる部類のもので、カスタマイズ可能な多種多様なホットキーを揃えたゲーミングキーボード顔負けの利便性を誇っており、そのあまりの快適性から長らく使い続けること早10年超、ひたすらに酷使し続けてきたため寿命なんてとっくの昔に突破していたシロモノである。

 これまでも買い換えを考える機会はいくらかあったが、皮肉にもその利便性が仇となり結局は今の今まで一切の浮気無く使い続けてきた、まさに文字通りの相棒だったわけだが、さすがに正常に機能しないキーが10個越えに至った上に1プッシュで16連射顔負けのチャタリングを起こし始めたとなると、断腸の思いではあるが買い換えを決断せねばならなくなったわけで……

 ……で、いざ買い換えとなると、問題はどのようなキーボードを購入するか。

 滅多に買い換えることのないキーボードなので、新たなキーボード購入の前にまずは買い換えるキーボードの条件をまとめ、その上で購入候補を絞り込んでいこうかと。

新たなるキーボードに求める条件

 新たなキーボードの購入条件として、求めるのは以下の3点。

  • 打鍵感には拘りたいため、キースイッチはメカニカル方式 or 静電容量無接点方式
  • 配列は日本語配列
  • できればホットキーを搭載していること(カスタマイズ可能ならなお良し)
  • 価格は3万円以内

 正直に言えば他にも求める条件はあるが、あまり拘り過ぎても選択肢を狭めるだけなので、取りあえずは上記の条件を主軸に新キーボードの候補を絞っていこうかと。

 10年前に MX-3000 を購入した際のキーボード選定基準は「見た目がカッコイイ」「便利ボタンが多いなど機能満載」という、何ともキーボード本来の用途からは完全に外れたものだったが、今回の選定基準はあくまでもキーボードの本質、すなわち「快適にタイピングできるか」が主目的。長らくブログやら小説やらを打ち込んでいると必然的にそうなってくるわけで……

 ただホットキーはないよりもあるに越したことはないので、機能的に同程度ならホットキー搭載も比較条件として見ていきたい。
 特にホームシアターシステムに PC 繋いで音楽聴いている身としては、マルチメディア機能搭載のホットキーの存在は快適に音楽を聴けるかどうかにおいてかなり重要なので。

 最後に予算は、今回は大奮発して3万円を用意。と言うか打鍵感に拘るにはどうしてもメカニカル方式や静電容量無接点方式のキーボードを視野に入れる必要があり、そうすると必然的にコストは 2 ~ 3 万円台余裕なので……

新キーボード候補その1:キーボード界の王者・東プレ REALFORCE シリーズ

 いきなり初っ端に推すのは高級キーボードの代名詞、東プレの REALFORCE(リアルフォース)。高級・高精度・高品質の三拍子揃った、これ購入しとけば間違いないというキング・オブ・キーボードの一角。

 REALFORCE の最大の特徴は何と言ってもキースイッチに「静電容量無接点方式」を採用していること。これはメンブレン方式やメカニカル方式とは異なり物理的接点を持たないキースイッチで、接触による摩耗や劣化がなく5000万回以上の打鍵に耐える圧倒的な耐久力を誇るだけでなく、その最大の利点として 構造上チャタリングが絶対に発生しない という特徴がある。

 そのためキーボードとしての信頼度はダントツで No.1 の不動の地位を誇り、金額の打ち間違いが許されない金融機関や、身近なところでは ATM のテンキーなどにこの静電容量無接点方式が採用されているのは有名な話。

 他にもキー毎に押下圧を変えて指への負担を軽減する「変荷重方式」の採用、滑らかなキータッチを実現する「SMOOTH STROKE」、キーの形状を列ごとに変えることで高速入力しやすくした「ステップスカルプチャータイプ」、高速入力時に複数のキーが同時に押されても正しく認識する「Nキーロールオーバー」対応など、とにかくタイピングの快適性と機能性を究極まで追求し尽くしていると言っても過言ではないほどの機能を搭載している。

 しかし、ひと言に REALFORCE と言ってもその種類は多数あり、上記を共通の特徴として他には以下のような要素で分類できる。

  • キーの押下圧の違い(変荷重(30g ~ 55g) or 等荷重(30g・45g・55g))
  • キー配列(日本語配列 or 英語配列)
  • キートップのカナ刻印の有無(カナ刻印有り or 無し)
  • テンキーの有無(フルキーボード or テンキーレス)
  • キートップ印刷方法の違い(レーザー印刷 or 昇華印刷 or 2色形成)
  • DIPスイッチの有無(キーの入れ替え・有効/無効の切り替え)
  • APC(Actuation Point Changer)機能の有無(キーの反応する深さの変更ができる機能)
  • 打鍵音の違い(通常タイプ or 静音タイプ)
  • 初代モデル OR 第2世代(R2)モデル
  • カテゴリー(通常のキーボード or ゲーミングキーボード or HiPro 仕様

 自分の目的に応じて最適なキーボードを細かく追求できるのも REALFORCE の特徴のひとつだが、ここまで細かく機能分けがされていると逆になかなか選び辛くなってくる(笑)
 自分の用途から考えると日本語配列とテンキーは必須、モデルに関しては次世代が出ているのだからわざわざ旧世代を選ぶ必要はないわけで、第2世代の通常キーボードのカテゴリーから良さげなのを選ぶのが分かりやすい。

 取りあえず以上の条件からざっと候補を挙げてみると、

 あるいは、

 あたりが有力候補に。この2点の違いはキーの押下圧と静音機能の有無のみ。色がアイボリー(末尾型番が IV)のものもある。
 ブラックとアイボリー色は色以外にもキートップにカナが印字されているかどうか(ブラックは印字されていない)や、キーの押下圧の違い(アイボリーは変荷重採用のモデルがあり、ブラックは等荷重のみ)など、機能的にも僅かな部分で違いがあるため、もし購入するなら事前に細かいチェックが必要になる。

 カナの印字の有無やキーの押下圧の違い、静音機能などには今のところ特に拘りがないので、これからさらに詰めていくにあたって候補は変わるかもしれない。

 しかし REALFORCE のゲーミングキーボードというのは今回キーボードを物色していて初めて聞いたな…… REALFORCE というと質実剛健のみを追求する事務作業専門キーボードという認識が強かったが、確かにチャタリングが発生しないなどの特性はゲーミングキーボードとしてはかなり有用なのかもしれない。

新キーボード候補その2:メカニカルの代名詞・FILCO Majestouch シリーズ

 購入候補その2は、キーボード界において REALFORCE と勢力を二分する FILCO(ファルコ)の Majestouch(マジェスタッチ)。ちなみに FILCO はダイヤテック株式会社のブランド名。

 Majestouch の特徴は CHERRY 社のメカニカルキー「CHERRY MX」を採用している点で、クリック感や押下圧により、「黒軸」「青軸」「茶軸」「赤軸」「SILENT」の5つに分類される。

スイッチの種類 クリック感 押下圧
黒軸 なし 約60g ±20g
青軸 あり 約50g ±15g
茶軸 あり 約45g ±20g
赤軸 なし 約45g ±15g
SILENT なし 約45g ±15g

人気があるのは最も押下圧が高く反発力が強いため打ち間違えを防止できる「黒軸」か、カチッカチッといういかにもメカニカルな独特の打鍵音が特徴的な「青軸」のどちらか。

 黒軸はその押下圧の高さのため疲れやすく長時間のタイピングには不向きとされるが、高い反発力でキーの戻りが早いため高速入力に適しているとされているため、事務作業や文章作成に適しているとされている。
 黒軸のキーボードは実際に店頭で試したことがあるが、確かにキーは重く反発力があるため底打ちをしているとかなり疲労が溜まってくるのが早い段階で分かる。しかしアクチュエーションポイントは 2mm と反応精度は良いため、底打ちせずにキーの表面を撫でるようなタイピングで入力すれば、本当に高速かつ快適なタイピングができた。

 この反発力は、慣れるとかなり癖になる。

 そんな黒軸よりもさらに癖になりそうな打鍵感を味わえるのが青軸。その独特の打鍵感と打鍵音で使用者を魅了する、メカニカルキーボードと言えばまずこれイメージするほどにメカニカルの代表格とも言えるキースイッチ。

 青軸はキーを押すごとにいかにもメカニカルな「カチッカチッ」という音と感触を響かせるため、静音性という面では完全にアウトだがキー入力を感触と音で確実に知覚できるため、打鍵音を気にしない環境であれば思いっきり心地良いタイピングを満喫できる。
 青軸も実際に使用経験があり、この打鍵感は本当に最高に気持ちが良かった。キーを叩く度にカチカチと鳴るため、「操作している」感覚が半端なく感じられる。

 ただその強いクリック感のため、黒軸程ではないが押下圧は 50g と重めであり、打鍵音を楽しむために底打ちを続けているとあっという間に指が動かなくなるという罠が(笑)

 茶軸、赤軸に関しては、どちらもメカニカルスイッチの中では標準的な仕様のスイッチとなり、押下圧は両方とも 45g、茶軸はわずかなクリック感があり、赤軸はクリック感のないタイプとなる。

 メカニカルキーボード=青軸のような打鍵感と打鍵音を求められる場合も多々あるが、メカニカル最大のメリットは独立した金属スイッチ機構による耐久性のため、あくまでも打鍵感と打鍵音は好みの領域の話。
 そのため長時間の文章入力などへの快適性をストイックに求めるなら赤軸か茶軸、打鍵音と打鍵感を求めるなら青軸、高性能ながら独特の使い方を要求される玄人向けが黒軸という分類になる。

 ちなみに SILENT、通称「ピンク軸」は赤軸よりもさらに静音性を追求したタイプだが、これに関しては最寄りの店頭で実物に触れたことがないので、今回は触れないでおこうかと……

 ……で、これらのCHERRY MX スイッチを採用する Majestouch もまた多種多様な種類を揃えており、新キーボードの選定基準に沿いつつ、用途に適合するキースイッチの種類を加味して候補を選んでいくと、

 あるいは

 どちらも有線 USB 接続・無線 Bluetooth 接続両対応の Majestouch Convertible 2 シリーズのフルサイズ・日本語配列キーボードで、ただスイッチの種類が違うのみ。

 正直青軸の打鍵音と打鍵感は最高に心地良かったので捨てがたかったが、最終的にタイピングの快適性を突き詰めていくと、あの機械的なカチカチ音は集中してタイピングするのには不向きなのではないかと感じて候補から除外。残ったのはどちらもクリック感がなく打鍵音の小さい黒軸と赤軸のものとなった。

 最も押下圧の高い黒軸と最も押下圧の低い赤軸、ある意味対極にあるこのふたつだが、どちらも長時間のタイピングには最適だと感じた。黒軸に関しては慣れが必要そうではあるが。

新キーボード候補その3:安心安定の高コスパ・Logicool のキーボード

 最後の購入候補は、お馴染み Logicool(ロジクール)のキーボード。東プレや FILCO のような高級キーボード路線ではなくお手頃価格でお手頃機能を提供する、高コストパフォーマンスを誇るキーボードを多く取り揃えているのが魅力。

 今回の新キーボード選定基準はあくまでも打鍵感への拘りが最優先だったため、コスパを優先するために一般的なメンブレンやパンダグラフ方式のキーボードがメインとなる Logicool は今回の候補からは除外する方向だったが、調べていくとどうやら Logicool は独自開発のメカニカルスイッチを採用したゲーミングキーボードを発売しており、そのメカニカルスイッチをゲーミングでなく一般向けキーボードに採用したものも 2017年に 発表していると聞き及び、俄然興味が湧いて今回チェックしてみた。

 チェックしたのはこの2点。

 G413 がゲーミングキーボード、K840 が一般向けキーボード。どちらも Logicool 独自開発のRomer-G メカニカルスイッチを採用しており、一見デザインも似通っているが、基本的に K840 は G413 の各種機能及び付属品をカットした廉価版的な立ち位置になっており、

  • G413 には USB パススルーポートがあるが、K840 にはない
  • G413 にはバックライトがあるが、K840 にはない
  • G413 のトップカバーは航空機グレードのアルミニウム合金で、K840 は陽極酸化アルミニウム
  • G413 の方がカスタム対応キーが多い(G413 は F1 ~ F12、K840 は F1 ~ F4)
  • ゲーム用キーキャップ、キー引き抜き工具など、G413 の方が付属品が多い

 などの違いがある。とは言えタイピングに関する性能についてはどちらも変わり無く、ゲーミングキーボード向けの機能や付属品が不要なら、一般向けキーボードの K840 は実売8千円前後というメカニカルキーボードとしては破格と言っていい値段なので、十分購入候補に値する価値がある。

 また今回は候補から除外したが、Logicool のキーボードと言えばちょっと注目していたのがこちら、

 クリエイティブ入力ダイヤルが特徴的な「Logicool CRAFT」。少し前までは次期キーボードとして購入候補 No.1 だったが、発売直後から何度か実際に触れてみて、どうしてもその浅いキーストロークとキー形状、そして Windows と Mac 両対応ゆえの慣れないキーの印字など複数の要因が絡み合いどうしても馴染めず、入力ダイヤルも Office ソフトや Adobe ソフトとは相性が良いようだがそれ以外への汎用性には乏しいと知り、残念ながら今回の購入候補対象外とすることに。

 せめてもう少し入力ダイヤルが汎用的にカスタマイズできる仕様なら良かったと思うのだが……あとゲーミングでもないくせにキーが光る機能は本気で必要ない。そんなの付けるならもっと価格抑えてよ……

まとめ:東プレ VS FILCO VS Logicool、各社キーボードの長所短所を比較する

 高級&高品質路線の東プレとFILCO、高コスパの定番 Logicool、一概にどれが何より優れているとは言い難いが、取りあえずざっと調べてみた中で分かってきた、個人的に感じたそれぞれの長所短所をまとめてみる。

メーカー/ブランド 長所 短所
東プレ/REALFORCE スイッチに静電容量無接点方式を採用
チャタリングが物理的に発生しない
高耐久・長寿命
種類が豊富で用途に合わせて選べる
非常に高価(2 ~ 3万円代)
FILCO/Majestouch スイッチに CHERRY MX を採用
高耐久・長寿命
種類が豊富で用途に合わせて選べる
USB ・Bluetooth の両接続に対応
高価(1 ~ 2万円台)
Logicool/G413 スイッチに Romer-G を採用
高耐久・長寿命
F1 ~ F12 キーのカスタマイズが可能
高コストパフォーマンス(1万円台)
ライトなどゲーミング向け機能が不要
Logicool/K840 スイッチに Romer-G を採用
高耐久・長寿命
F1 ~ F4 キーのカスタマイズが可能
高コストパフォーマンス(1万円未満)
特になし

 ここまでに集めた情報を元に店舗で実機を触って実際の打鍵感などを確かめてから、最終決定を下そうかと。今のところ触れたことがあるのは Majestouch だけなので。

 候補としては他にも東プレ同様静電容量無接点方式のキースイッチを採用する PFU の HHKB(Happy Hacking Keyboard)もあったが、HHKB は自分にはハイレベル過ぎるキーボードと感じて今回は除外。テンキーレスどころかキートップ無刻印とか本気度高過ぎだろ……

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