新発売のイヤホン SONY「MDR-EX650」購入
この2月頭に発売されたばかりのSONYの密閉型インナーイヤーレシーバー「MDR-EX650」を購入。理由は前回のイヤホン買い換えの時と同様、現在使用中のイヤホンが破損したためという最も妥当な理由から。
同時期に発売された新イヤホンに下位モデルとなる MDR-EX450 もあったが、ハウジングと音導管に真鍮が採用されている(EX450 はアルミニウム)との触れ込みに興味を持ち、MDR-EX450 及び他メーカーのイヤホン数種類との試聴比較の結果、最終的に選んだのがこの MDR-EX650 だった。
発売から間もないということで価格の方はネット最安値で見ても少々割高だったが、現在使用中のイヤホンの不具合もあり、何より「真鍮製の新製品」という点に惹かれて購入してみた。
ちなみに現在使用中のイヤホンは、同じくソニーの MDR-EX310SL。不具合内容はイヤーアジャストのゴム部分がハウジング本体より剥がれてきたというもの。
断線等ではないため聴けないことはないけれど、この状態では内部構造が剥き出しとなるため、いつ粉塵や水分が侵入して駄目になるか分からず、またやはり見栄えが悪いこともあり、この EX310SL 自体は非常に気に入っており愛着もあったが、これも良い機会と思うことに。
MDR-EX650 開封&チェック
では早速開封の儀&簡単なチェックを。
パッケージ裏。この MDR-EX650 の仕様が並べられており、音質面での主な特徴は
- ハウジング&音導管に真鍮を採用し、クリアな中高音及び迫力ある低音を実現
- 振動板有効面積を拡大し、16mmに匹敵する12mmドライバーユニットを搭載
- ビート・レスポンス・コントロールで低域の過渡特性を改善し、リズムを正確に再現
等が挙げられている。
パッケージ自体は旧モデルの MDR-EX310SL 等と比べて、簡素で簡易的なパッケージ。ここら辺は省エネ意識の変化によるもの?
付属品類。交換用のサイズ違いのハイブリッドイヤーピース各種に説明書と保証書、そしてソニー製イヤホンではお馴染みのキャリングケースも付属。
EX310SL の時にはハイブリッドイヤーピースに加えてノイズアイソレーションイヤーピースも付属していたが、今回は付属していなかったのが残念。確かまだ EX310SL 付属のやつが残っていたはずなので、それを流用してもいいかも。
対してお馴染みのキャリングケースは EX310SL のものよりも素材が変化し、高級感が増していた。ここら辺が実売 3,000 円クラスと 7,000 円クラスの差なのか……?
正直コレが価格差なら、こんなの付属せずにもっと本体価格下げてもいいんじゃないかと……
とはいえこのキャリングケース、実のところイヤホンの保管や持ち運び用途には無用だけれど、別の用途ではこれまでずっと愛用していた品だったので、有り難いと言えば有り難い。
ソニー製品付属のキャリングケースとは高校生時代からの長い付き合いで、MD ウォークマンに付属していたものからずっと使用していたりする。
歴代キャリングケース達。真ん中のスタンダードなヤツは複数個持ってる。実はこのキャリングケースは TRPG 用のダイスやコマを持ち運ぶのに大変重宝しており、いまだ現役で活躍中。
しかし今回新に加わった MDR-EX650 のキャリングケースは、これまでのものよりも少し高級感あるのである意味使い所に困る(笑)
真鍮製ボディの高級感と重厚感はまさに「楽器」を思わせる
ではここよりイヤホン本体。真鍮製のハウジングで構成される本体部分とプラグ部分。その質感は見た目も感触もなかなかの高級感。外観上は確かにこの価格も止む無しと思える品質。
ハウジング部拡大。ここら辺はさすがソニーとも言える丁寧で美しい造形。ちなみにカラーは表記上「ブラスブラウン」と茶色系とのことだが、基本的にはゴールドと思って差し支えなし。
カラーバリエーションにはもうひとつ「ブラスブラック」があり、こちらはシルバー系となる。今回は少々見た目の高級感重視でゴールドっぽいブラスブラウンを選択してみた。
SONYのロゴもしっかりと入っている。ちなみにこのサイズでしっかり彫り込みされているっぽい。
携帯プレーヤー等に接続するプラグ部分すらも非常に高級感溢れており、L 型の金メッキ処理加工。正直使用しているプレーヤーの形状上 L 型よりも従来の I 型の方が都合が良かったので、ここが個人的には MDR-EX650 の数少ない問題点のひとつ。
とはいえその質感は見事で、このプラグの造りが下位モデルの MDR-EX450 との差にもなっている。実際に音質にどこまで影響があるかは分からないが……
今回購入したこの MDR-EX650 は、現在使用中の EX310SL に比べて約 2 倍の価格となっており、買い換え毎に約 2 倍の価格のイヤホンを購入するというイヤホン沼に見事にはまりつつある(笑)
とは言っても使用している携帯プレーヤーがもはや 10 年前の機種となる iriver の iFP799 なので、どこまで音質的に満足できるかは不明のままだが……
取りあえずはしばらく試聴してみて、音質面でのレビューはまた後日挙げることに。