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Sony WALKMAN Aシリーズ 「NW-26AN」購入

投稿日2015年12月12日

 つい先日イヤホンが断線してしまったため代わりのイヤホン購入のためヨドバシ梅田に足を運んだものの、勢い余ってうっかり携帯音楽プレーヤー本体ごとイヤホンを新調していまうという事案が発生(笑)

 携帯音楽プレーヤーと言えばソニー、ソニーと言えばウォークマン……ということで、購入したのはこの 10 月に発売されたばかりとなる WALKMAN A20 シリーズの新モデル「Sony WALKMAN A20シリーズ NW-A26HN」。ハイレゾ対応のノイズキャンセリングイヤホンが付属していると言うことで話題のアレ。

 ちなみにソニーのウォークマンブランドを購入するのは、1999 年頃発売された MD WALKMAN MZ-E80 以来となるため、実に 16 年振りの WALKMAN で、デジタルオーディオプレーヤとしては 2004 年購入の iriver iFP-799 以来の約11年ぶりの買い換えとなる。

NW-A26HN 開封の儀

 ではまず恒例の開封の儀から。

 外箱は思ったよりシンプルかつ小さい。最近の携帯プレーヤーのほとんどは携帯性重視の小型&薄型化か、音質&機能性重視の大型化の二択になっているが、Aシリーズは明らかに前者の方。

 中身はプレーヤー本体よりも付属品の方で容量の大半を取っているのが一目瞭然。ホントに本体は軽量かつ薄型で、携帯性に関してはかなり突き詰められたレベルになってるんじゃないかと思う。

 NW-A26 本体。カラーはチャコールブラック。

 デカい箱の方には、まず話題のハイレゾ対応ノイズキャンセリング機能付き付属イヤホンが結構丁寧に納められていた。

 その下には説明書類やイヤーピース、クリップなどが納められていた。イヤホン単独購入時に付属しているキャリングケースやケーブルアジャスターなどは付属せず。まあ当然か……

NW-A26HN プレーヤー本体チェック

 フレームにはアルミダイキャスト、表面外装にはスピン仕上げのアルミ素材が使用され、入門機という位置づけながら非常に高級感府溢れる仕上がり。表面下部には左側にハイレゾ対応を示すゴールドのロゴマーク、右側にはお馴染みの WALKMAN のロゴが。

 裏側。寸法は約 43.6mm × 109.1mm × 8.7mm 、重量は約 66g と非常に小型かつ軽量。リチウムイオン充電池仕様のため薄さも抜群。
 これまで使用していた iFP-799 が単 3 電池仕様だったこともあり、この携帯性には感動にひと言。これで持続時間は最長 50 時間というのだから、携帯性能については極めて優秀で文句の付けようがないレベル。

 ちなみに裏側に上部中央あたりにあるマークは、Bluetooth 機器に接続する際に対応機器同士だと簡単にペアリング接続が可能な NFC 対応マーク。凄いとは思うが、Bluetooth 機器持ってないので使用する予定一切なし(笑)

 サイド部分にはボリュームボタンとホールドボタン、そしてmicroSD カードスロット。このスロットによる拡張機能がこの機種を選んだ理由のひとつ。
 本体メモリ 32GB に加えて MicroSD で最大 128GB、合計 160GB まで容量増設可能とか iFP-799 の容量の 160 倍ですよ!ヤバい、涎が止まらん(笑)

 しかし容量 1GB の iFP-799 が約7万円で、容量 32GB のコレが約 3 万円とか、2004 年当時がデジタルプレーヤー黎明期だったとはいえ時代の流れは凄まじい……

NW-A26HN 付属イヤホン&その他付属品類チェック

 では次は付属品類のチェック。まずは付属のハイレゾ対応ノイズキャンセリングイヤホンから。

 付属品でありながらハイレゾ対応のみならずノイズキャンセリング機能まで付属しているということで色々と話題になったイヤホン。
 このイヤホンが付いていたからこそ断線したイヤホンの買い換えの際、イヤホン単品ではなくプレーヤー本体ごと買い換えることを決意したようなもの。

 ただ注意したいのは、このイヤホンは同時期に発売されている MDR-EX750 にノイズキャンセリング機能が付いた EX750の シリーズ機種だが、EX750 とは全くの別物であること。
 ネット上でも色々と勘違いされている部分があるようだが、この付属イヤホンはノイズキャンセリングという付加機能がある分価格的には高価だが、音質的には単品販売の EX750 の方が優れている点が多いとのことらしい。

 購入時に MDR-EX750 を試聴できなかったので具体的な比較はできないままだったが、まぁ一応はこの付属イヤホンも EX750 シリーズのひとつには変わりないため、取りあえずはこのイヤホンで聞き込んでいこうかと。

 このマイク部分から外部の雑音を収集し、それを解析してノイズを軽減させるとのこと。ノイズキャンセリングは初体験なので、果たしてどの程度のものか結構楽しみ。

 イヤホン本体の質感はプラスチック製なのか少しチープだが、その分非常に軽量。真鍮製の MDR-EX650 をずっと使っていたせいで余計にそう思えるのかも。

 ヘッドホン端子サイズは一般的な 3.5mmm ミニ端子だが、ノイズキャンセリング対応のため5極 TRRRS 仕様となっており、根本には本体端子(WM-PORT)用キャップが付属。

 装着イメージはこんな感じ。端子の劣化防止にはないよりあった方がいい。

 付属品のサイズ違いのイヤーピースと、イヤホンケーブルと衣服が擦れてノイズが伝播するのを防ぐためのケーブル固定用クリップ。
 サイズは S・M・L の3種類で、イヤホンには M サイズが最初から装着済み。イヤーピースは単品イヤホンによく付属しているハイブリッドイヤーピースとはまた異なるタイプのイヤーピースになっている。

 WM-PORT 専用 USB ケーブル。これで本体への PC からの曲の転送や充電などを行う。USB2.0 仕様だが、これまで使用していた iFP-799 が USB1.0 仕様だったので、速度が爆速に感じてしまう(笑)

 純正ではなくELECOM 製だが、液晶画面保護フィルムも一緒に購入。専用ケース購入も考えたが、普段は通勤中に胸ポケットに入れて使用するのが主な用途となるため、携帯性を考慮すると取りあえず保護フィルムのみでもいいかなと。

 保護フィルムを貼ってみる。貼る際にわずかに埃が混入したが、使っている分にはほとんど気にならないレベルなのでこれで良しとする。こういう作業は完璧に拘りすぎると発狂しそうなので……

これまで愛用していた旧携帯デジタルオーディオプレーヤー達、今までありがとう……

 最後に10年以上も酷使に耐えに耐えてくれた旧携帯プレーヤー iFP-799 の勇姿をご紹介。

 iriver 製 iFP-799。デジタルオーディオプレーヤー黎明期の傑作機で、まだ 128MB 程度が主流だった当時のメモリ式としては莫大容量となる 1GB を実現した数少ない機種。
 しかも単 3 電池で 40 時間も稼働し続けるという驚異のタフネスということで、発売当時の価格は約 6 万円と相当高価だったにも関わらず、自身への就職記念ということで購入を決めたのがとても懐かしい……

 確かなクリック感のあるスティック式コントロールは服の上からでも確実な操作を可能とし、10 年以上使い込んでもへたれた様子は一切なし。機能も mp3 再生に加えてラジオ受信、マイク録音なども備え、各種イコライザーによる操作機能も併せ持つという、正に非の打ち所のない逸品。

 ただまぁそれはあくまでハード面の評価であり、ソフト面についてはソフトウェアバージョンアップ前まではシャッフル機能が相当甘く評価した上でなお糞以下と言わざるを得ないなどの難点も多かったわけだが、それでもまぁ最終的には数々の新型機が出る中で今の今まで「これで十分」と思わせるに足る明記であったことは疑いない。

 本体はあちこち傷だらけで塗装もところどころ剥げており、電池カバーに至っては道路で落とした時にどこかに転がって行ってしまい紛失という始末。それでもひたすらに稼働し続けてくれた。

 単 3 電池仕様のための、「プリズム」とも呼ばれた独特の三角形形状。ポケットに入れて携帯するには少々不向きだったが、単 3 電池を入れ替えることでいくらでも聞き続けることができるという内蔵充電池式にはない強みがあるのが、まだ充電池の性能が十分でなかった当時では最高級の魅力だった。

 新たに NW-A26HN を購入したことでお蔵入りになってしまう iFP-799 だが、これで廃棄するわけではなく、ラジオ受信やマイク録音機能など有益な機能も多くあるので、また何かの機械に役立ってくれることを願いつつしばらくはお休みいただくことに。10 年以上もお疲れ様でした……

 おまけとして、今回 NW-A26HN 購入のきっかけとなった断線イヤホンの MDR-EX650。2014 年に購入してから、約 2 年で寿命となった。ちなみに断線箇所はユニット部分ではなく、珍しくイヤホン端子部分の付け根。ここが断線するのは初のケース。

 正直使い方が荒いのは自覚しているためイヤホンを定期的に買い換えるのは覚悟の上だったが、この MDR-EX650 ケーブルの質も良くユニットなどとの接続部もしっかりとガードされているためそうそう断線はないだろうと思っていただけに、今回の断線はちょっとショックだったりする。少し使い方改めるか……

 何はともあれ 2 年間ご苦労様 MDR-EX650。そしてさようなら青錆と戯れる日々よ(笑)

NW-A26HN 選択の経緯

 最後に少しだけ、容量で3種類に分類される WALKMAN A20 シリーズからミドルクラスとなる容量32GB の NW-A26HN を選んだ経緯を。

 この A20 シリーズが謳っている特徴には、

  • ハイレゾ音源の再生に対応
  • ハイレゾ対応ノイズキャンセリング機能付きイヤホン同梱
  • フルデジタルアンプ「S-Master HX」搭載
  • 圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングする「DSEE HX」搭載
  • 「ClearAudio+」で手軽に高音質を再現可能
  • microSD による容量追加が可能
  • 容量は 16GB・32GB・64GB の 3 種類から選択可能

 などがあるが、個人的にはハイレゾ音源には少なくとも現時点では興味なく、所有音楽も 9 割が圧縮音源となる 320kbps の mp3、残り1割が CD 音質の flac のため、ハイレゾ云々には特に心は動かされず、興味を惹いたのは、

  • 容量が 16GB・32GB・64GB の3択
  • microSD による容量追加
  • 人生初となるノイズキャンセリング機能

 この 3 点。カラーについては好みのブラック系統色がどの容量モデルにも用意があったので、最終的にはノイズキャンセリングイヤホンが付属する 32GB と64GB で悩むこととなった。

 容量的には多ければ多いほど困ることはないが、色々と思案した結果、やはり 64GB は自分の用途的(mp3 がメイン)に容量過多気味と判断し、最終的に価格と容量のバランスが最も取れていると感じた NW-A26HN を選択。

 32GB あるならば現状では聴きたい曲をフルで詰め込んでも容量は十分だし、将来的にハイレゾに傾倒してもしばらくの間は microSD での増設もあれば十分対応可能と判断した。
 最近は色々とハイレゾブームなのでいつか聴く機会ぐらいはあるだろうが、別段ハイレゾ音源も持ってなければ対応機器も購入するのはこれが初めてなので、多分いまから揃えていく可能性は少ないだろうけど……聴いたところで音質の違いなんて分からないだろうし(笑)

 WALKMAN A シリーズを購入する際に、一応いわゆる「高級DAP」の事も視野に入れ、同じ Sony 製の「NW-ZX100」や、実は以前から少し気になっていた Pioneer 初の DAP となる「XDP-100R」、同じく ONKYO の初 DAP「DP-X1」なども試聴していた
 しかしこれらについては携帯するにしてはかなりの大型で、また操作性が自分の用途に少しばかり合わないこと、そして何より半端なく高価なことから、今回は当初の目的と用途に沿ったものを選ぶことに。

 確かに高級 DAP にも惹かれる部分は多々あったが、あくまで携帯オーディオプレーヤーは携帯性が最重要であり、音質的にはそこそこあれば十分。本格的な音楽鑑賞は自宅で専用アンプ+スピーカーでというのが自分なりの考えなので。

 ……決して金欠だったからという理由だけではないですよ?(笑)

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