物欲の赴くままに欲しがって購入して使ってレビューの、自由気ままな欲望全開ブログ

【発掘武器ならぬ】探して出てきた文具類にちょっと驚愕【発掘文具】

投稿日2018年5月15日

 ここ最近システム手帳の刷新を考えている過程で手持ちの文具類の整理と再チェックをしていたら、何か色々と出てきたというか出てきてしまったのでちょっと紹介してみようかと。

 タイトル通り、気分はまさに発掘武器ならぬ発掘文具。単に昔を懐かしむ程度のものから、中には明らかに RARE 8 クラスのブツも混じっていたのでちょっとビビった……

まずはいきなり高級枠から。トンボのZOOM 505 とセーラー万年筆のセーラーミニ

 机の中を漁ってるといきなりとんでもないものを見つけてしまった……

 常用しているプラボディのボールペン類とは明らかに格の異なる、高級感溢れる金属ボディの筆記具。いつどこでこんなのが紛れ込んでいたのかもはや記憶にない。絶対に自分ではこんなの買わないだろうし……

少年野球時代に入手していたトンボ鉛筆の高級デザイン筆記具「ZOOM 505」

 これはつい先日も職場近くの文具店で見かけたことのあるやつだったので、正体は分かるがそれだけに謎も深まる。いつどこでこんなの手に入れたのか……

 トンボ鉛筆のデザイン筆記具「ZOOMシリーズ」の第一弾として 1986 年に発売されたボールペン、ZOOM 505。アルミボディとラバーグリップを組み合わせた、シンプルながらも高級感ある極太フォルム。お値段 2 千円越えでしかもこんなインパクトあるやつ自分で購入したら絶対に忘れないはずなんだけど……

 ZOOM 505 にはいくつかの種類があるらしく、これは水性仕様のいわゆる「ローラーボール」。しかもまだスラスラと滑らかに書けるので、まだ購入してそんなに経っていないっぽい……ますます分からん。

 あまりにも理解不能なので母親にこのペンの経緯を知らないかどうか聞いてみたら、答えがあっさり判明。このペンは小学生時代にやっていた少年野球を引退する際、記念に配られたものであるとのこと。そんなに昔のヤツなのか……
 しかもコレ、最近まで母親が使用していたらしくリフィルもつい最近交換したばかり。で、どれくらいか前に使用した後、私の机の中に放り込んでおいたとのこと。

 そんな妖怪みたいなことするの止めてもらえませんかね……

 何はともあれ出自も経緯も判明し、これはこれから有り難く使わせてもらうことに。しかし小学生の頃にこんなのもらったって、子どもじゃ価値分からんだろうに……実際私は価値が分からず、母親にこれ渡したらしいしね……

母親が20代の頃に購入したという年代ものの発掘文具、セーラー万年筆「セーラーミニ」

 こっちの方は正真正銘の掘り出しもの……になるのか?

 THE・万年筆……にしてはちょっと小さい。私は万年筆の所有経験なぞ一切無く、またデザインからして明らかに自分のものではないことは明白なので、こちらに関しては即座に母親のものと断定して確定したところ、母親が20代の頃に購入したものと判明。どうやら引っ越しなどで自分の文具類の中に紛れ込んでいた模様。

 調べたところ、この万年筆はセーラー万年筆の「セーラーミニ」というものらしい。名称通りミニ(ショート)サイズの持ち運びなど実用性を重視した万年筆で、現在では既に廃番製品とのこと。

 1970年代、私が生まれる前に製造されたもので、ボディにはゴールド色の「Sailor」の文字と薔薇のデザイン。

 キャップを外してみる。胴軸と首軸が一体となっており、象牙色の樹脂製ボディは見た目チープな感じがして万年筆の高級感溢れるイメージは感じない。

 キャップを反対側に付けて、普通のペンぐらいの長さに。

 ゼブラのサラサと長さ比較。両者はほぼ同じの約 140 mm。ミニサイズとはいえこれなら普通に使用できる長さに。

 ボディの造りといいペン先といい、携帯性を重視した安物……とか考えて申し訳ありません。

 まさかのペン先 21 金様であらせられましたか。

 母親に当時の価格を聞いたところ、うろ覚えだが 3 千円前後とのことで、当時の母親の月給の 3 分の 1 程度はする結構な高級品だったとのこと。
 30 年以上前とは言え、まさか住友銀行員の給料の3分の1をせしめる超強気な価格だったとは……ちなみに現在の価格で換算すると、物価の価値はモノにもよるがおよそ 5 ~ 10 倍程度になっているので、現在では約 1 万 5 千円から 3 万円程度。なるほどこれなら確かにペン先 21 金の万年筆の価格帯とも被ってくる。

 ヤバいヤバい……もう少しで「何でこんな安っぽいの買ったの?お金無かったの?」とか聞くとこだったwww

 ちなみに携帯性重視なら何でボールペンとか買わなかったのか?と訪ねたところ、答えは実にシンプルで「当時の筆記具の主流はまだ万年筆だったから」とのこと。
 1970 年代には既にボールペンがあるにはあったが実用化が始まったばかりで、現在のボールペンの位置にある主流筆記具はやはりまだ万年筆だったらしい。

 この万年筆ひとつから、どれだけ時代の流れを感じる逸話が聞けたことか……

 正確な字幅は不明だが、ペンポイントは恐らく細字(F)。

 セーラーミニはカートリッジ式で、中身は当然空のまま。最後に使用したのは結婚前とのことなので、もはや 40 年近くは使用していないことに……これ、まだ使えるのだろうかというか、適合するカートリッジってまだ現行で販売されているのだろうか……

小学生の頃の懐かしの思い出文具達

 自分の机の中から出てきたまさかの購入文具類、しかもセーラーミニ万年筆にはかなり驚いたが、これらと同時に出てきた文具類の中には非常に懐かしいものも含まれていたのでご紹介。

正式名称不明のカラーペン

 これ知ってる人はそれを口にしないように。一発で年齢バレます。

 とは言え現在でも同じような文具は発売されてるようだけどねー……現在は「カラーペン」などの名称で発売されているこのペン、正式名称は不明だけど 80 年代に小学生だった人なら一度は使用したことがあるんじゃないかと。

 こうしてお好みのカラーペン軸を手動でセットして使用。

 他のカラー軸と交換したい場合は、こうしてところてん方式で交換。

 ほとんど放置のまま 30 年は経ってしまっているのでもう使用できないだろうしその機会もないだろうが、当時はロケットペンと合わせて筆箱に忍ばせていたのは良い思い出だった……小学校では大抵禁止されていて、担任の先生の監視の目を潜り抜けて使っていたところなんて特に(笑)

そして伝説へ……

 これもまた発掘文具のひとつに数えて良いであろうものを発見。つかよく残ってたなこんなの……

 ひと目で分かった人は ドラクエガチ勢。

 はい、ドラクエⅢ伝説のカンペンセットに付属していた「ドラクエⅢキャラ鉛筆」ですねコレ。

 既にボロボロになってしまっているが、栄光のロトの紋章が垣間見える……ちなみに硬度は当時の小学生の推奨鉛筆硬度の HB。ちなみに最近の小学校の推奨鉛筆硬度は B を飛び越えて 2B になっているとのこと。
 私自身は HB は何となく苦手で硬度はもっぱら B を使用し、シャープペンになった今でも使用芯硬度は B で通している身だが、まさかそれよりも柔らかい 2B が推奨になるなんて一体どうなっているのか……

 鉛筆にはきちんと全職業が描かれており、もちろん勇者の姿も。偉大なる勇者ロトの特徴的なツンツンヘアーももはや見る影無し……

 しかしまさかこんなものが未だに残っているとは思ってもみなかった……さすがにここまでボロボロだともはや思い出以外に何の価値もないだろうが、これを見つけた時は少し嬉しくなってしまった。

 探せば、まだカンペン本体とかも残っているんじゃないだろうか……確か小学生の頃はドラクエⅢの伝説のカンペンセットを使用しており、中学生の頃はドラクエⅤのカンペンセットを使用していた記憶があるので……

まだまだ探せば出てきそうな雰囲気の我が歴史に埋もれた文具類

 今回発掘された数々の文具類を見ていると、どうもまだまだ未発見のものが家の中のどこかに残っている可能性が極めて大という感じがしないでもないwww

 中には ZOOM 505 のようにまだ十分過ぎるぐらい第一線で使用できるものもあれば、ドラクエⅢ鉛筆のように単なる思い出以上にはならないものもあるかもしれない。
 しかしながらこうした文具類の変遷は、自分の辿ってきた歴史を眺めているようなものなので、しばらくの間は室内の整理も兼ねてまた色々と探してみようかと。

 その経緯でまた掘り出しものを見つけられたらラッキーということで(笑)

Sponsored Link
ブログランキング・にほんブログ村へ
Sponsored Link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です