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Logicool MX MASTER 2S 緊急購入&徹底レビュー

投稿日2018年9月20日

 ある日唐突に、本当に突然に長年愛用していたロジクールのマウス「Performance MX M950t」がお亡くなりになったので、急遽新マウスの購入を迫られることに。

 本来なら以前購入した K840 MECHANICAL のように、事前に綿密な比較調査を行った上で購入するのが望ましいが、幸いにも私は以前から「マウスはロジクール」と銘柄指定している派で、しかもかつては名機中の名機として名を馳せた「MX Revolution(以下 MX-R)」使いでもあったため、もはやその選択肢は比較する余地無く現時点でのロジクールのフラッグシップマウス「MX MASTER 2S」ただ一択だった。

 悩んだ部分と言えば、価格比較で最安値での購入手段はどのルートかということと、ちょうど今回の購入とほぼ同タイミングで新発売となったロジクールの新マウス「MX Vertical」が気になったことぐらいか。

 しかしながら MX MASTER は前モデル時点からチェックしていたマウスのためその機能・性能は十二分に把握済みで、実際の使用感も実店舗で何度も何度も確認済み。その上かの MX-R の正当後継機となれば、もはやこれを選ばない理由がなかったため、他のマウスには一切目もくれずに速攻で購入に至ることに。

 MX Vertical も気になったとは言え、その独特のエルゴノミクス形状は実際に触れてみないことには何とも評価し辛かったので……

MX MASTER 2S 開封の儀

 かの至高のマウス MX-R が消えて以来、後継機と称された M950t も使いやすくはあったがフラッグシップとは言い難く、長年不在だったロジクールマウスの最高位。
 その座に着くべく現れた MX MASTER は念願の MX-R の再来として発表当初から大注目していたが、その時点では既に M950t を所有しており、さすがにフラッグシップマウスは安い買い物ではないのでさすがに購入は控えていた。

 それが長い時を経て、ようやく我が元へ。

 相変わらずの重厚なパッケージング。ちなみに MX MASTER 2S にはグラファイトコントラスト、ミッドナイトティール、グレイの 3 色が展開されており、今回選択したのはグラファイトコントラスト。

 内容物は MX MASTER 2S 本体と Unifying レシーバー、保証書類と充電用 Micro-USB ケーブルと至ってシンプル。説明書もユーティリティソフト用 CD も付属せず、全ては公式サイトからダウンロードする仕様に。

MX MASTER 2S 徹底レビュー:MX-R 及び M950t との比較検証

 それでは待望の新フラッグシップマウス MX MASTER 2S を実際に使用してみたレビューを、これまで愛用してきた M980t や MX-R などと比較しつつ紹介していこうかと。

MX-R の正当後継の証・Smart Shift 対応スクロールホイールが最高に使い勝手が良い

 MX MASTER 外観。これまで愛用してきた M950t やかつての最高峰マウス MX-R と比較すると、サムレスト部分に直線的なデザインを採用しているためか、流線型デザインを主としたかつての 2 機に比べて大型で固い印象を受ける。

 実際のサイズはカタログスペックで H 126.0mm × W 85.7mm × D 48.4mm、重量 145g とそこまで大きくは変わらず、重量に関しては別途単3電池を使用していた M950t よりも若干軽量になっている。
 素材に関しては MX-R や M950t はサムレストなど部分的にラバーコートを使用していたのに対し、MX MASTER は基本的にラバー素材は使用せず、手の触れるほぼ全ての面がプラ素材となっている。

 これは一見すると安っぽくも感じるが、実際には表面が滑り防止の効果がある梨地加工がされていて、プラ特有のテカテカしたチープな質感とは無縁の、フラッグシップに相応しい質感に仕上がっている。

 上部ボタン類については、左右クリックとマニュアルシフトボタン、そしてスクロールホイールとホイールクリックという、標準的なマウスとほぼ変わらない機能となっている。

 しかしながら MX MASTER 2S に搭載されているスクロールホイールはただのホイールではなく、かつての最高位マウス MX-R の「MicroGearプレシジョンスクロールホイール」同様、自動的にスピードシフトする自動切替(Smart Shift)対応のスクロールホイールとなっている。

 これは一般的なマウス同様のクリック感がある「クリック・トゥ・クリックモード」と、ブラウザなどを超高速で上下にスクロール可能な「高速スクロールモード」が自動で切り替わるシステム。
 M950t などはこれを自動ではなく手動で切り替えることしかができず、それゆえに MX-R の正当後継機として見做されなかった部分がある。それぐらいにスクロールホイールの使い勝手を劇的に向上させる機能だった。

 かつてのフラッグシップマウス MX-R のみに搭載された機能で、MX-R が市場から消えた後長らくこの機能を搭載するマウスは不在となったままだったが、MX MASTER がこの機能を搭載して現れたことで MX-R の正当後継機として注目されることとなった。

 実際使用するのは本当に久々となるが、その使い心地は 最高 のひと言。凄まじく使い勝手が良く、また適度に重量感のある金属製ホイールのため回していて気持ちが良い。
 またこの Smart Shift 機能は設定ソフトの Logicool Options から感度の調節や機能の ON/OFF が可能になっており、さらに同ソフトからホイールクリック時の機能やマニュアルシフトボタンの機能を細かく設定することが可能。

 M950t や MX-R は旧設定ソフトの SetPoint で各種設定を行っていたが、SetPoint では Logicool Options ほど多くの設定ができず、MX-R についてはフリーの拡張ソフトを使用しないと自由度がかなり制限されていた記憶もある。

 その点 MX MASTER2S は Logicool Options から多彩な設定が行えるため、その点についてはロジクールの過去のどのマウスよりも高性能・多機能と呼べる、新フラッグシップに相応しいマウスになっている。

サムホイール&サイドボタンの配置は要検討して欲しい部分。サムボタンも押しにくい

 Smart Shift 搭載スクロールマウスに加え、MX MASTER が MX-R の後継と言わしめるもうひとつの部分、それがサイド部分のホイール及びボタン群。

 サムレストは荒いポリゴン風の特徴的なデザインで、好みは分かれるだろうが個人的には面白いと思う。ただ、肝心要のサイド部分の機能が今ひとつなのがどうしても気に掛かってしまう。

 まずサイドボタンだが、MX-R や M950t ではふたつのボタンが横並びになっていたのが、MX MASTER ではサムホイール配置の関係からか縦並びになってしまっていて、かなり押しにくくなってしまっている。
 せっかく前方に広いスペースが空いているのだから、もう少しサムホイールを前方に配置し、空いたスペースでサイドボタンをこれまで同様横並び配置にして欲しかった。

 この部分は高性能・多機能マウスの根幹を成すと言っても良いぐらいに重要な部分であり、何より使い勝手に直結するため、妥協して欲しくはなかったのだが……

 続いてサムレストに配置されたステルスサムボタン。これは M950t にもあったボタンだが、まだ慣れていないこともあるだろうが、それを差し引いても押しやすさについては残念ながら M950t に劣る結果に。
 しかしながらサムボタン自体の利便性は、決まった機能しか設定できない SetPoint しか使えなかった M950t に比べると設定の自由度が高い Logicool Options が使用可能なため、使い勝手としては最高クラスにレベルアップしている。

 ポジティブに考えると「押しにくい=押し間違えにくい」とも取れるため、サムボタンは設定次第で十分な使い勝手は見込めそうな部分とも言える。

 最後に MX-R の最大の特徴であり最大級の利便性を誇っていた「ドキュメントクイックフリップ」と呼ばれるサイドホイールを引き継ぐ形で搭載されたサムホイールだが、Logicool Options で各種設定を自由にできることもあって確かにこれはこれで便利な機能なのだが、

 残念ながら ドキュメントクイックフリップには及ばない使い勝手 なのが本当に残念……

 と言うかこの場合、MX-R のドキュメントクイックフリップがずば抜けて優れた機能だっただけかもだが……

 MX-R のドキュメントクイックフリップはスクロールホイールを半分にした形状で、回転せずにレバーのように傾くだけだが、操作感が抜群に良く、しかも押し込むことでボタンとしても機能するので、非常に重宝していた。
 欠点は旧設定ソフトの SetPoint だけでは設定の自由度が少なく、フリーの拡張ソフトを使用しないと満足のいく設定を行えないということだけだった。

 その点 MX MASTER 2S のサムホイールはその逆で、Logicool Options による設定の自由度は抜群に良いが、これも慣れの問題ではあるだろうが操作感がイマイチ良くない。

 ただここら辺は操作に慣れることと、設定を突き詰めていけば化ける可能性は十分にあるので、少し使用し続けてみて経過を見てみようかと。

 バッテリー残量を示すバッテリーステータス LED は側面に配置され、3 段階表示となっている。使用するには Logicool Options のインストールが必要。
 MX MASTER 2S は最低 3 分の充電で約 1 日(約 8 時間使用を想定)に十分な電力を高速に充電可能で、フル充電時には最大 70 日間の使用が可能なため、あくまでカタログスペック上だが、バッテリーの耐久力については MX-R や M950t を大幅に上回っていることになる。

マウス感度はオーバースペック気味の超高精度。Logicool Flow は便利そうだが……

 MX Master の裏側をチェック。

 上から ON/OFF ボタン、Daekfield センサー、そして Easy-switch ボタン。

 不可視レーザー式である「Daekfield センサー」は従来のものよりも最大解像度が向上し、200 ~ 4,000dpi の範囲で 50dpi 刻みで設定でき、ガラス面などの表面でも正確にトラッキング可能。
 ガラス面で使用する場合、ガラス面の最低厚は 4mm 以上必要とのことだが、基本的にガラスデスクの厚みは強度の問題からそれなりに厚みがなくてはならないので、大抵の場合問題なく使用できるかと。

「Easy-switch」は最大 3 台のデバイスと UnifyingまたはBluetooth Smart を使用してワンタッチでペアリング・接続切替ができる機能。
 さらにこの MX Master 2S には、複数のペアリングしたデバイス間でのマウス操作を自動的に切り替えて操作可能とする「Logicool Flow」も使用可能となっている。

 Logicool Flow を使えば、例えば左右にノート PC を 2 台設置して「ノート A」「ノート B」という PC 間でのマウス操作を、いちいち手動で接続を切り替えずとも、特に意識することなく左から右へのカーソル操作だけで自動的に接続を「A」から「B」に切り替え、しかも「B」でコピーした文章を「A」のテキストに貼り付けるといった作業も可能になる。

 複数の PC やデバイス類を使用している場合、この「Easy-switch」と「Logicool Flow」がもたらす利便性は計り知れない程大きなものになる。が、残念ながら今現在サブ PC ぶっ壊れていて PC 1 台体制なので、その利便性を実感できないんだよね……

 Logicool Flow については、またそのうち環境を整えてから別途レビューしようかと……いつか新サブ PC 用意しようと思ってたのも事実だしね。

総評:MX MASTER 2S は、Logicool Options との併用で初めて真価を発揮する

 残念ながら部分的には至高にして究極と断言しても良い MX-R に及ばぬ点が散見されるのは確かだが、同時に MX-R を確かに越えている部分も多々見受けられるため、総合力としては十分に MX-R の正当後継機、ロジクールの新フラッグシップの名と座に相応しい最高峰マウスと言える MX MASTER 2S。

 まぁ MX-R が比較対象としてあまりにも完成され過ぎたマウスだったということもあるので、そうした比較さえ行わなければ何の問題も不満も感じられないほど高レベルな完成度なのは間違いない。少なくとも、これまで愛用してきた M950t との比較では劣っている点はほぼない。

 高い完成度ゆえに、サイドボタンの配置にだけは苦言を呈したいところだが……

 しかしこの MX Master 2S の評価は、設定ソフトである Logicool Options を併用することを前提としたものである点には要注意。
 各種ボタン機能のカスタマイズなどを行わずに普通に使用する分には Logicool Options は不要だが、その機能を十全に使用したい場合、Logicool Options の使用は必須となる。

 まぁわざわざロジクールの、それも定価にして 1 万円越えの最高峰マウスを購入しようという人で Logicool Options が必要ないという人はまずいないだろうが……

 MX MASTER 2S はロジクールのフラッグシップマウスの名に恥じぬ多機能・高性能マウスだが、それも使いこなせねばせっかくの大枚が無駄になってしまうので、MX MASTER 2S 購入後はまず Logicool Options の理解をしっかり行うのが良いかと。

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