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見えてきた SC-LX56 のオーディオ機能の欠点【ネットワークオーディオ編】

投稿日2012年12月13日

 今回は前回「見えてきた SC-LX56 のオーディオ機能の欠点【USB メモリ再生編】」の続きということで、SC-LX56 のネットワークオーディオ機能についての愚痴と与太を。

 前回で述べた通り、それなりに便利ではあるけれど、ある程度使い込んでいくと不便を感じるようになる USB メモリでの音楽再生環境。それを改善するべく、次に手を出したのが SC-LX56 が標準搭載しているネットワークオーディオ機能による音楽再生。

 しかしネットワークオーディオの利用には

  • LAN 上にNASを設置する
  • PC をファイルサーバーとする
  • ルーターに簡易 NAS 機能がある場合、それを利用する

 上記のいずれかが必要となる。私の場合現時点では NAS 未所有のため、ネットワークオーディオを利用するならば必然的に PC をファイルサーバーとして利用するか、ルーターの簡易 NAS を利用するかの二択となる。

 最初はルーターの簡易 NAS 機能を利用しようと考えたが、手持ちの外付けHDDは容量は音楽ファイル用としては必要十分(250GB)なものの、2000 年初頭の年代物のためかルーターとの相性問題かは分からないがうまく簡易 NAS として機能しなかったため、やむを得ず PC をファイルサーバーとして利用することに。

ネットワークオーディオ環境構築も、まだ快適な常用までには及ばず

 が、ここで問題となったのは前回の最後で少し触れた通り、PC をファイルサーバーとして確立して SC-LX56 に認識させる場合 Windows7 だとホームグループを構築する必要だが、私はなるべくこの設定に触れたくはなかったという事情があった。
 なぜ Windows7 のホームグループを構築したくなかったのかというと、ホームグループの設定自体が難しいというわけではなく、その構築のためには「ローカルエリア接続のプロパティ」にて IPv6 を有効にする必要があるからだ。

 IPv6 自体の説明についてはここでは割愛するが、IPv6 が有効になっている(正確には IPv4 と同時利用状態にある)と、インターネット接続の諸々に対して不具合が出る場合がある、という問題があるからだったりする。
 不具合の内容は接続速度の遅延や特定ページへのアクセス障害、通信の断続的な途絶などだが、Windows7 導入時にこれらの話を知り、初期設定でこの IPv6 を無効にしていたため、必然的にホームグループも構築できない状態になっていた。

 そんなわけでホームグループ構築のためには IPv6 を有効にしなければならず、しかしインターネット接続の障害は非常に困る……という机上の葛藤を続けていたわけだが、ここにきてようやく快適な音楽鑑賞環境のために IPv6 を有効にし、ホームグループを構築することを決意。

 まぁ結論から言うと、IPv6 有効にしても現時点で特に何の問題もないわけだが(笑)

 結局 IPv6 による通信問題は Windows7 発売時から騒がれていたわけだし、あれから何年も経っているのならば通信会社とて何らかの対策はしていて当然……ともっと軽く考えてもよかったと今更反省。

 で、そんな紆余曲折を経てようやく構築できたネットワークオーディオ環境。設定自体はPC側でホームグループを構築してファイルサーバーとなるソフトを用意すれば、SC-LX56 側は基本自動的に認識するため特に難しいことも問題になることもなく、無事用意完了。
 ちなみに今回は音楽ファイルサーバーとして利用したのは、Windows7 標準搭載の「Windows Media Player12」。これが一番無難かつ、無料のためコストパフォーマンス最良。

 で、早速ネットワーク経由で SC-LX56 から PC にアクセスして音楽ファイルを読み込んでみると…… USB メモリからの音楽再生に比べて明らかに優れている点と、ちょっとばかり引っかかる点が何点か。まとめて箇条書きにしてみると、

  • 音楽ファイルをアーティストやジャンル等で細かく分類表示することが可能
  • USBメモリに比べて同数のファイルのランダム再生が速い。が、それでもまだ少し遅め
  • PC内のファイルを読み込むため、再生には当然PCを起動させていることが条件
  • WMP12側からSC-LX56のリモートコントロールが可能だが、制限項目も多い

 などが、今回初めて SC-LX56 のネットワークオーディオ機能を利用してみて気付いた点だが、USB メモリからの再生よりも便利で高性能な面が多く概ね満足な中、やはりどうしても引っかかるのがランダム再生時の選曲速度。
 USB メモリの時よりも明らかに速度向上は見られるが、それでもまだもたつきが強く、どうしてもストレスがかかってしまう。

 やはり曲数が多いとどうしても読み込みに時間がかかってしまうには仕方がないかもしれないが、その他の点については結構満足のいく性能ではあるので、もし解決策があるようなら探していきたい。特に、

 こうして特定条件でジャンル分けしたり、もしくは全曲を(複数フォルダーに分けていても)ランダム対象として再生できる点には非常に満足しているので。
 SC-LX56 本体のハード的性能による限界の場合はどうしようもないかもだが、もしソフトウェア的な改善が見込めるものであるのなら、是非パイオニアのアップデートサポートに期待したいところだが……

 もしくは満足いく性能のネットワークプレーヤーを別途購入して接続するのもひとつの手だとは思うが、それだと何か負けた感じがするので(笑)

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