見えてきた SC-LX56 のオーディオ機能の欠点【USBメモリ再生編】
購入して約 2 ヶ月が経った我が家のホームシアターの中核を成す AV アンプ「SC-LX56」。まだ十分に使い込んでいるとは言い難いが、そろそろ気になる点もちらほらと見えてきたりする。
特に今回問題にしたいのはビジュアル面ではなく、SC-LX56 の普段使いの中で最も長時間使い込んでいるオーディオ関連の機能について。
SC-LX56 で音楽を鳴らす場合、その方法として
- CD プレーヤーなどを接続する
- USB メモリ(あるいは外付け HDD)を使用する
- ネットワークオーディオ機能を利用する
- AirPlay 機能を活用する
などがあるが、私が主に使用しているのは USB オーディオ、あるいはネットワークオーディオによる mp3 や FLAC などの音楽ファイルの再生になる。
今回はこの USB メモリでの音楽再生について、ここ最近出てきた不満に感じる点について愚痴っぽく与太話でもしようと思う。
USB メモリからの音楽再生の各種操作が極めて遅く、ストレスがかかりまくる
まずは USB メモリによる SC-LX56 での音楽再生の不満点を簡潔明快に箇条書きにしてみると、
- 音楽ファイル数が膨大になると、ランダム再生時の次曲への移動が極端に遅くなる
- USB メモリ再生の場合、複数フォルダ間に亘るランダム再生に対応していない
この 2 点があり、その中でも特にランダム再生時の次曲への移動の遅さはとにかくストレスのかかる最大の欠点として目立った。
一番最初期に 2GB の USB メモリを使用していた時は容量いっぱいに音楽ファイルを詰め込んでも、特に次曲移動へのタイムラグは感じられず何の不満もなかった。
問題が発生したのはより多くの音楽ファイルを再生するべく 32GB の USB メモリを導入した時で、この USB メモリ内に約 4,000 曲の音楽ファイルを入れて再生しようとした結果、ランダム再生時の次曲移動が極端に遅くなるという現象が現れた。
恐らくこれは膨大なファイル数から次曲をランダムで検索するのに AV アンプ側で時間がかかっているからだと推測できるため、USB ファイル内にフォルダを作成して音楽ファイルを細かく分類保存すれば解決する話だ。
しかし上記のように USB メモリからの音楽再生の場合、SC-LX56 では同一フォルダ内の音楽ファイルしかランダム再生の対象にならないため、私のように大量の音楽を適当にランダム再生して楽しむ派にとって色々と不便になってしまう。
この現象については色々と検証中ではあるが、現在のところ
- ファイル数が約2,000程度からランダム再生が遅くなる(ファイル容量にもよる?)
- USBメモリの転送速度の可能性あり(2GBの方はReadyBoost対応の高速型)
なども影響があると見ている。
とは言えこのままストレスのかかる音楽鑑賞を続ける気にはならず、一時は再び 2GB の USB メモリに厳選した音楽ファイルを入れて再生していたが、どうしても PC のように大量の音楽ファイルをランダム再生し続けたいという欲望には抗えず、次に考えたのはネットワークオーディオの導入。
実は SC-LX56 購入前から一度やってみたかったネットワークオーディオだが、NAS を持っていなかったことと PC 側での設定をためらっていたということがあり、ずっと手つかず仕舞いのまま USB メモリでの音楽再生がメインになっていたりした。
NAS 購入はまだしも、なぜ PC の設定をためらっていたのかについてとネットワークオーディオに関するあれこれは、また後日にゆっくりじっくりと……