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新炊飯器「象印 圧力 IT 炊飯ジャー 極め炊き NW-JS10」購入

投稿日2018年7月1日

 先日から選定を重ねてきた調子絶不調の現炊飯器に替わる新炊飯器だが、この度ようやく最終候補を決定して購入に至った。

 最終的に選んだ新炊飯器は、先日の購入候補にも挙げていた種類のひとつとなる象印の圧力 IT 炊飯器「極め炊き NW-JS10」。
 無難と言えば無難な選択だが、炊飯器に特殊な性能や炊飯以外の機能は求めていないので、そういう意味では非常にベストな選択肢だと思う。

極め炊き NW-JS10 開封の儀

 早速届いた NW-JS10 を開封。

 ちなみに今回購入したのは Amazon や楽天ではなく、在庫と価格の関係からヨドバシ.com にて。残念ながら購入を決定した時点で最安値だった Amazon では在庫が捌けており、マーケットプレイスでしか残っていなかった。先日の選定の時には確かにまだあったはずなのに……

 AV 機器などとは異なり、付属品はごく少量。説明書類も言う程厚くない。

 炊飯器 NW-JS10 本体。カラーはボルドー色をチョイス。実のところ記憶にある限り、我が家で使用していた炊飯器は幼少の頃からホワイト一色だったはずなので、人生初のホワイト以外の炊飯器となる。まぁ色で性能が変わるわけではないからどうでもいいっちゃいいのだが……

 ちなみにピュアオーディオ業界では機器のカラーで音質が変わるという神秘が常識らしい。マジかよ……

 電源入れる前なので、表示部には全表示が出ている状態に。

 フタを空ける。内部には計量カップなどの付属品が。

 内ぶた部分。「使用後は必ず洗ってください」との注意書き付き。

 NW-JS10 で毎回洗浄が必要な部品は二重内ぶたと内釜の全 3 点。これまで使用してきた炊飯器の洗浄部品点数は 4 点だったので、メンテナンス性能については向上したと言える。

 炊飯器のキモとも言える部分である内釜。NW-JS10 が採用している内釜は「鉄器コート豪熱羽釜」で、昔ながらの羽釜の形状を模すことで発熱効率を向上させて大火力・高圧力を実現したもの。

 内釜の厚みは 2.2mm で剛性が高い割に重量は見た目程重くない。

 内釜底部は広くフラットに近い形状になっており、炊飯時に熱を満遍なく行き渡らせて炊きムラを抑える効果があると同時に、洗浄の際に洗いやすくもなっている。

 本体の釜部分はセンサーを側面に搭載することで底部には何もない形状になっており、吹きこぼれ時などの洗浄が非常にやりやすい。

 本体側面の注意書き。一度炊飯器を設置したら、恐らく廃棄するまで目にすることはない部分。

 こちらも同様。普段使い時の注意事項とか、こんなところに記載されても読めねぇよ……

 コンセント収納部。ここも一度炊飯器を設置して使い始めたら、廃棄するまで使用することは恐らく二度と無い。

 付属品。白米用計量カップ、無洗米用計量カップ、しゃもじとしゃもじ置きの計 4 点。これでうちにあるしゃもじは一体何個目だ……
 ちなみに炊飯時の米の量は、汎用の軽量カップや計量器ではなく、この専用の計量カップで量るようにとの記載があった。専用品と汎用品では微妙な計量誤差が生じるとのことだが、果たしてそれが実食時にどれだけ実感できる差違として現れるのか……

極め炊き NW-JS10、実際にご飯を炊いて食べてみた

 無事開封が終わった新炊飯器 NW-JS10。

 所定の場所に設置して時計合わせが終われば使用準備 OK。それでは早速実際にご飯を炊いて、実食評価をしてみることに。

まずは炊きたて ~ 10 時間まで保温したご飯を食べてみる

 まずは炊飯性能を一番把握しやすい炊きたてご飯を食べてみる。

 最初はオーソドックスに、設定は「白米」「ふつう」で炊いてみる。

 見た感じは、何か少しベチョっとした感じ……圧力 IT は普通の IT に比べて圧力を掛けている分だけご飯の粒が潰れやすくあまりひと粒ひと粒が立つ感じにはなりにくいとは聞いていたが……

 お茶碗によせて食べてみる。ベチョっとした見た目ではあるが、ご飯自体はしっかりと歯応えも甘みもあり十分に美味しい。ここら辺は炊飯器のクセを考慮して米や水の量を調整しつつ炊き馴れていく必要がある模様。

 この後約 5 時間、そして約 10 時間保温していたご飯も食べてみたが、見た目や味にはっきりと分かる程の差違は出ていなかった。保温状態の内釜内も水分が蒸発したでんぷん質がこびり付くなどは見られなかった。

極め保温の限界、保温 36 時間を経過した状態のご飯を食べてみる

 象印の炊飯器の最大の特徴は、最大 40 時間までご飯を美味しく保温できるという「極め保温」が搭載されている点にある。これはご飯の保温時間が長い時には数日にもなる我が家にとっては非常に有益な機能だ。

 ……というわけで、試してみました 36 時間保温。

 本当なら 40 時間ピッタリで試したかったが、この後映画行く予定があったので……

 さすがに 36 時間ともなるとご飯の劣化が目立つようになった。内釜には換装したでんぷん質がこびりつき、写真では撮影時に補正が掛かって分かり辛いが、ご飯自体も全体的に黄色く変色して固くなり始めている。

 実際に食べてみると、まだまだ十分に美味しくは感じられる。極め保温の限界である 40 時間以上になればどうなるかは分からないが、少なくも 36 時間時点でのご飯の美味しさは最低限保証されている感じ。

 とは言えやはりご飯は炊きたてから数時間内に食べることが最も理想なのは確かで、それ以上の保温になる場合は小分けにして冷凍保存しておいた方がご飯の品質的にも電気代的にも色々とメリットがあるのは変わらずなので、象印が誇る「極め保温」とは言っても過信はしない方が無難かと。

総評:炊飯器は旧モデルが最もコスパが高い選択か?

 新炊飯器の選定において最後まで候補に残った機種は実はふたつあり、ひとつは最終的に購入に至ったこの象印の NW-JS10 で、対抗馬となったもうひとつはパナソニックの「圧力 IT 式おどり炊き SR-SPA107」。

 パナソニックの SR-SPA107 はクラスとしてはパナの炊飯器の中でも上位に位置する機種で、象印の NW-JS10 と比較しても性能的に上位となる。
 またパナのおどり炊きシリーズはこれまで使用していた三洋のおどり炊きシリーズの後継機種でもあるため、性能や機能に対する信頼や安心感もあった。

 単に性能・機能だけでなく、メンテナンス性や価格などを総合的に考慮した結果、僅差で象印の NW-JS10 を選択することとなった。
 その理由としては若干の金額差やメンテナンスの簡便さの違いなどもあるが、やはり決め手になったのが長時間の保温を保証する「極め保温」の売り文句。

 前述の通り「極め保温」とは言っても過信は禁物であるのは間違いないが、それでもいちいち容器に小分けして冷凍保存し、食べる際に解凍するという流れは、日常において非常に手間となる。
 その手間を可能な限り省略し、しかもご飯の美味しさもある程度までは保証してくれる「極め保温」機能は、ご飯を美味しく炊きあげる性能以上に魅力的に映ったのが一番の要因だった。

 その点今回選択した象印の NW-JS10 は 2017 年の旧モデルであるものの、炊飯能力も保温能力も必要十分でありながら旧モデルがゆえに実質 3 万円台という、非常にコスパの良い買い物ができたと思う。
 対抗馬となったパナの SR-SPA107 も 2017年度 の旧モデルで、2018 年新モデルとして既に SR-SPA108 が発売されているが、旧モデルと新モデルは価格差ほどの性能差がない場合が多く、今回のように旧モデルと新モデルのどちらかを選択できる場合、概ね旧モデルの方がコスパが良い傾向にある。

 ちなみに象印の NW-JS10 の後継機種は NW-JT10 だが、新機種選定時にはまだ未発表であり、発売もこの 7 月下旬とまだもう少し先になるため、選択肢からは完全除外となった。

 ただ、いくら旧モデルがコスパが良い傾向があると言っても、さすがに数世代前のモデルと比較した場合はその限りではないだろうし、従来とは全く異なる新機軸の機能が搭載された新機種の場合は価格的に割高としても選択の余地は十分に出てくる。

 性能か価格か、それとも他の要素か。自分なりの「選択の軸」をブレずにしっかりと持つことが、炊飯器に限らず後悔の無い良い買い物をするコツかと。

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