Shokz OpenDots ONEレビュー/音質重視のShokz初のイヤーカフ型イヤホン


先日記事にした通り、長年の酷使の末、ついに破損してしまったShokzの骨伝導イヤホンOpenRun Pro。その後色々と思案した結果、この6月12日より一般販売も開始された、Shokz初のイヤーカフ式イヤホンとなる「Shokz OpenDots ONE」をOpenRun Proの後継として選ぶことになった。
入手したのは一般販売が始まる前、GREEN FUNDINGにて5月末頃。私が購入した時点での発送時期は6月上旬と一般販売と大差ない時期だったが、当初の予定よりも少し早く手元に届いたのは僥倖だった。
価格もGREEN FUNDINGのプロジェクト支援で購入したため、一般販売よりも15%程度安価にゲット。一般販売価格は27,880円だが、ポイント還元や定期的なセール等も考慮すると、近いうちに同じぐらいの価格か、それよりも安価に購入できる可能性もあるかと。
目次
Shokz OpenDots ONE カタログスペック再確認
一般発売後、正式なカタログスペックが判明したので修正して再掲載。
OpenDots ONE カタログスペック | |||
発売時期 | 2025年6月12日 | EQ機能 | ・4つのプリセットEQ ・1つのカスタムモード |
Bluetooth Version | Bluetooth 5.4 | 対応プロファイル | A2DP / AVRCP / HFP |
無線通信距離 | 33ft (10m) | 充電タイプ | 専用ケース |
マルチペアリング | 搭載 | バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
スピーカータイプ | 空気伝導トランスデューサ | バッテリー容量 | イヤホン:60mAh (Min) ケース:590mAh (Min) |
周波数特性 | 100〜20kHz | 駆動時間 | 10時間 (合計最大40時間) |
周波数帯域 | 2400MHz – 2483.5MHz | 充電時間 | イヤホン充電:60分 ケース充電(有線):120分 ケース充電(無線):240分 急速充電: 10分の充電で2時間再生 |
対応コーデック | SBC / AAC | 待機時間 | 最大270日間 |
スピーカー感度 | ドライバアセンブリ :97.5dB ±3dB | 防水・防塵規格 | イヤホン:IP54防水 ケース:防水性能なし |
ウーファー感度 | 96.5dB ±2.5dB (平均500-2kHz、0.6V、バッフル上1cm) |
重量 | イヤホン : 6.5g ±0.2g 充電ケース : 39g ±2g 総重量 : 52g ±2.4g |
マイク感度 | -38dB ±1dB | 定価(税込) | 27,880円 |
開封の儀:外箱は簡素なシンプルパッケージで内容物も必要最小限
Shokz OpenDots ONEを開封。外箱は以前までのShokz製品(OpenRun Pro)から大きく変わり、素材も造りも簡素でシンプルなパッケージになった。
最近流行の「持続可能な~」の影響か、単にコスト削減化はともかく、個人的には豪華かつ堅牢でしっかりとした梱包より、こうしたパッケージの方が後々処分もしやすくて好みではある。
外箱に巻かれているラベルも紙製。ビリっと破いて後は燃えるゴミになるので処分も簡単。
製品が梱包されているパッケージは本当にシンプル。紙製素材は薄く軽い。
内容物確認。OpenDots ONE本体に巻かれているラベルにはタッチ操作の説明が。
説明書類も同梱。
入っているのは、簡単な説明書と製品保証書、そして充電用のUSB-C to USB-Cケーブル。
USB-Cケーブルは独自仕様ではない汎用品のため、既に所有しているケーブルでも問題無し。保証書の類さえ保管しておけば、後はぶっちゃけ無くなってもOK。
Shokz OpenDots ONE 本体&専用ケースチェック
OpenDots ONEのイヤホン本体及び専用ケースを確認。付属のUSB-Cケーブルについてはごく普通のケーブルのため割愛。
Shokz初のオープンイヤー×イヤーカフ型は、デザイン性と機能性が両立
Shokz OpenDots ONE本体をチェック。
OpenDots ONEは充電ケースとイヤホンでワンセット。今回はブラックを購入したが、カラーにはホワイトも用意されている。
これまでの骨伝導ヘッドホンで得意としてきたオープンイヤーの技術を活用した、Shokz初のイヤーカフ型イヤホン。
イヤーカフ式とは耳に挟み込む形で装着するタイプのイヤホンで、スピーカー部とバッテリーコンパーメント部はJointArc™というシリコンでコーティングされた超薄型のチタン合金の部品で繋がれている。
JointArc™部は非常に柔軟性に優れ、耳を挟み込む力は強過ぎず弱過ぎない適度な力となっており、シリコンコーティングのため肌触りも良く、適度な摩擦力もあるため多少な運動でもズレにくくなっている。
JointArc™部はかなり大きく開くので、大きな耳にも小さな耳にも問題無くフィットする。またこのJointArc™部やバッテリーコンパーメント部をタッチすることで、再生や音量調節などの各種操作を行える。
スピーカー部は球形、バッテリーコンパーメント部は円筒形で、球形のスピーカー部が耳の穴にフィットするように装着する。
充電ケースはコンパクトかつ高品質な造りで、急速充電・ワイヤレス充電にも対応
OpenDotsの充電ケースは持ち運びやすい、手の平に収まる程度のコンパクトサイズ。
充電ケースの品質は非常に良く、ケースは上半分の蓋部分が光沢のある素材で、下半分がマット素材となっている。
ケースは充電だけでなく、裏側になるボタンを押すことで各Bluetooth機器とのペアリングにも使用する。
充電ケーブルはUSB-Cケーブルを使用。フル充電の場合の駆動時間はOpenDots ONE単体で10時間、ケース併用で40時間となっており、充電ケースを使用して10分間チャージするだけで2時間リスニング可能になるクイックチャージにも対応している(ケースでイヤホン本体を充電する場合のみ急速充電に対応。ケース本体の充電には非対応な点には要注意)。
また充電ケースはワイヤレス充電にも対応しており、対応機器を使用すればいちいちUSBケーブルを使用する手間も省けてより簡単に充電可能となる。
(イヤホンをケースに納めて充電する場合のみ、イヤホンに対して急速充電が機能する)
重量は15g以下と非常に軽量で、装着中の負担は最小限
OpenDotsの実重量を量ってみる。
イヤホン+充電ケースの実測重量は52g。ちなみに充電ケースのみの実測重量は39g。
イヤホン片方の実測重量は6g。スペック重量は約6.5gなので、ほぼスペック重量と変わらず。
イヤホン両方の実測重量が13gなので、スペック重量片方6.5gの値はほぼ正確かと。
これまで使用していた骨伝導ヘッドホンのOpenRun Proが実測重量約29gなので、半分以下の重量のOpenDots ONEは使用していても本当に軽く感じられ、長時間の使用でも耳への負担はさして気にならない。
イヤホンは左右の区別無く使用可能で、着脱の自動検知機能も搭載
OpenDots ONEのイヤホンは左右が同一デザインになっており、左右の耳どちらにどのイヤホンを付けても自動的に左右を認識してくれるため、左右を気にせず気軽に使用可能。
もちろん専用ケースに納める時も左右の区別が無いため、どちらが右でどちらが左かと毎回気にする必要が無いのは常用するには大きなメリット。
また、着脱自動検知機能が搭載されているため、付け外しの際にいちいち手動でスイッチのオンオフ操作をする必要が無いのも非常に便利。
これら細かな機能は日常的に使用し続ける上で大きなストレス軽減となるため、OpenDots ONEは本当に使い手のことを良く考えて作られているのだと感じる。
着脱自動検知機能も搭載されているため、付け外しが本当に気軽かつ手軽に行える。
Shokz OpenDots ONE 実際の使用感レビュー
5月末から約2週間ほど使用してみたOpenDots ONEの個人的な感想をまとめてみた。用途は通勤の行き帰りでの音楽や動画視聴及び、業務中の電話通話が主。
骨伝導と比較して音質は抜群に良い。期待のDolby Audioは音源により真価を発揮か
購入前に蔦屋書店で実機を使用した時も感じたが、OpenDots ONEの音質は骨伝導ヘッドホンとは比較にならないほど抜群に良い。
自分の聴き慣れた好みの音源だとその音質の良さは特に際立ち、低音の響きやボーカルの輪郭がはっきりと感じられる。
音質はイコライザー設定で4種類のモードが設定可能で、さらにEQカスタマイズで自分好みの音を追求することもできるので、音質面ではオープンイヤーかつイヤーカフ式のイヤホンとしてはかなり充実している。
OpenDots ONEから搭載された音源の臨場感を向上させるDolby Audioについては、設定をONにすればさらなる音場の深みと広がりが楽しめる……が、正直これの有効性については結構音源に左右される感じだった。
というのも、JPOPやアニソンなどの一般的な曲の、それも標準的な128kbps~192kbps程度のmp3音源では、感じられる臨場感は限定的で、聴き比べしても明確な差は感じられなかった。
対して非可逆圧縮でも256kbp~360kbpのmp3音源やより高音質が望める可逆圧縮のFLAC音源では、全部が全部ではないが、音場の深み、拡張性などある程度明確な差を実感することができた。
音源がアニソンではなく、非圧縮高音質の純粋なクラシックやジャズ、あるいはサラウンド録画された映画などならDolby Audioの性能をより明確にできたかもしれない。
また、これも音源によるかもしれないが、Dolby AudioをONにすると若干だが最大音量が減少する傾向にあるようなので、元々の音量が低い音源の場合は少々注意が必要(2025/7/18アップデートで改善(後述))。
装着感は良好で、音漏れも気にならないため、満員電車でも気にせず使用可能
前述の通り、柔軟なJointArc™部分の適切な装着感と片方6.5gという超軽量なイヤホンのため、長時間耳に付けていてもさして気にならず使用を続けることができる。
さすがに5時間を越えて着け続けていると少々違和感が生じてしまうが、それでも装着しているのが辛いというレベルではないので、その負担の軽さはなかなかのもの。
また耳の穴に密着しないオープンイヤー方式のイヤホンにありがちな音漏れに関しても、音源と耳との距離と角度を最適化し、耳に向かう音圧を比較的大きくし、外耳道以外の方向への音圧を小さく音漏れを防ぐShokz DirectPitch™テクノロジーが採用されていることにより、通常の音量範囲内ならほぼ気にならない程度に抑えられている。
各種設定はShokzアプリから設定可能。ただタッチ操作のカスタマイズは改善の余地あり
(※ 2025/7/18:ファームウェアアップデートで一部改善確認)
OpenDots ONEは従来のShokz製品と同様に、スマホとペアリングすることでShokzアプリからイコライザの変更などの各種設定やファームウェアのアップデートなどが可能となる。
中でも、特に期待していたのが「タッチ操作のカスタマイズ」が可能という点だったが、
非常に残念なことに、実際にはカスタマイズできるタッチ操作は極めて限定的だった。
用意されている一本指タップ、二本指つまみ、二本指長押し、その全てを自在にカスタマイズできるかと思いきや、実際にカスタマイズ可能なのは二本指長押しのみという残念ぶり。
しかもそのカスタマイズ内容も「前のトラック/次のトラック」か「音量の調節」の2択のみ、つまりは音楽視聴で多用するトラックの移動と音量調節が排他利用というまさかの残念仕様。
現時点での私の利用環境では、一応そのどちらか一方さえ出来れば使用上大きな不満は無いが、なぜこんな残念仕様で発売にGOサインが出たのか理解に苦しむ……今後のアップデートによる改善が大きく期待される部分なので、Shokzには本当にお願いしたいところ。
2025/7/18追記:ファームウェアアップデート【EU V_06】による改善確認
やはり不満の声大多数だったのか、ファームウェアのアップデートによりタッチ操作のカスタマイズが改善されることに。
アップデートで追加された機能は「トリプルタップ」による操作の追加。Beta表記はあるものの、特に動作不良も無く常用可能……だが、残念ながら大幅な改善とは言えず、あくまでも限定的な改善に留まった印象。
というのも、
トリプルタップの設定項目は、まさかの「前のトラック/次のトラック」一択。
二本指長押し操作に音量調節を当てはめることで一応音量調節とトラックの移動をフルに使用可能にはなったが、なぜこんな限定的な仕様にしたのか謎。
恐らくは既存の二本指つまみの操作が、どうしても「再生/一時停止」以外当てはめることが出来ないための措置だと推測できるが……もう少しカスタマイズの自由度が欲しかったのが正直なところ。
とは言え今回のアップデートで取り敢えずひと通りの操作は過不足無くこなせる、発売当初に比べれば利便性が大幅に向上したことに変わりは無いので、まぁこれはこれで良しとすべきかと。
また、今回のアップデートでは、トリプルタップ操作の追加の他に、
- 高感度モードの追加(タップ操作時の感度向上)
- 通話中のマイク・ノイズキャンセリング
- Dolby Audio対応時の音量設定の最適化(Dolby Audio設定時の音量減少に対応)
等も追加されており、特にDolby Audio対応時の音量設定の最適化は嬉しい改善点だった。
Dolby Audio対応時の音量設定の最適化は地味に嬉しい改善。
もう少しカスタマイズ項目の自由度が向上していれば神アップデートだった。
Shokz OpenDots ONE を使用して生じたトラブル、感じたデメリットなど
発売・購入から約2ヶ月ほど使用し続けてみて、その間に生じたトラブルや感じデメリットなどを紹介。
音質自体は良いが、対応コーデックは平凡。また音ズレなどの遅延が発生することも。
OpenDots ONEの音質自体は良く常用範囲内で不満は無いが、対応するオーディオコーデックは「SBC」と「AAC」のみと平凡で、「LDAC」や「aptX」の高音質コーデックには未対応なのは、この価格帯のイヤホンとしては少し残念な性能。
また低遅延モードに該当する機能もなく、上述の「aptX」のような低遅延なコーデックにも未対応のため、映画やゲームなど音場の移り変わりの激しい視聴環境では音ズレなどの遅延が発生しやすく、違和感を感じることも。
普通に音楽を聞いている分には特に気にはならず、またそもそもOpenDots ONE自体にハイレゾ級の高音質は求めてないため、個人的には無視しても良い範囲ではあるが、ゲームなどで使用する人には音質面ではともかく遅延はちょっと気になってしまうかも知れない。
- 対応コーデックは「SBC」及び「AAC」のみと平凡。
- 低遅延に該当するモードがなく、音ズレなどが生じる可能性あり。
骨伝導ヘッドホンに比べ、特定の動作で外れやすい・落ちやすい
これはOpenDots ONEに限らず完全ワイヤレスタイプのイヤホン全般に言えることだが、有線式イヤホンや骨伝導のようなヘッドバンド式に比べて、特定の動作で外れたり落ちたりすることがある。
もちろん普通に歩く、ちょっと走る程度の常用の範囲では何の問題も無いが、例えば顔の汗を拭いた際にイヤホンに当たって位置がずれる、最悪外れて落ちてしまうことがちょくちょくあった。
汗拭き時に少し気をつければ十分防げることではあるが、それでもやはり有線式に比べて気を遣わなければならないのは少しマイナスポイントとなる。
OpenDots ONEには万が一落とした場合に備えてイヤホン本体に音を鳴らせて位置を特定する機能があるが、鳴る音はそれほど大きくないため、屋外で落としてしまうと見つからない可能性が高い。
しかも落とした場所を特定できたとして、本体の小ささがあだとなって場所によっては回収不可能……ということも十分ありえるため、やはりそもそも「外れにくい・落としにくい」に越したことはない。
とっさの付け外しにイヤーカフ型は不向き。付け外しの機会が多い業務には骨伝導の方が便利
OpenDots ONE購入当初から1ヶ月ほどは業務での電話応対にも使用していたが、業務上来客応対や会議などでずっと付けっぱなしにするわけにもいかず、やはり何度も取り外してまた付け直す、ということが多かった結果、現在の業務にはOpenDots ONEではなく、OpenCommをメインに使用するようになった。
というのもやはり従来の骨伝導ヘッドホンタイプの方がとっさの付け外しには便利で、イヤーカフ型はどうしても付け直すのにちょっとした手間が掛かると分かったからだ。
これは慣れの問題でいずれは解決するかも知れないが、長時間付けっぱなしならば負担の少ないイヤーカフ型のOpenDots ONE、こまめな付け外しが多い場合はヘッドバンドタイプの骨伝導ヘッドホンというのが一番無難な選択肢だと感じた。
ケースに収納したはずのイヤホンが、片方だけ充電されていなかった
OpenDots ONEは充電時、専用ケースにイヤホン本体を納め、その際にマグネット式の接点同士が接続して充電されるようになっている。
恐らくその際に接点が汚れてた、あるいは異物が挟まっていたのか、それともその他のトラブルが生じたのか原因は不明だが、イヤホンの片方だけ充電されていなかった事例が一度だけあった。
会社からの帰宅時にイヤホンを付けたところ、片側からしか音楽が聞こえなかったのでそのことが発覚したが、その後再びケースにイヤホンを戻して急速充電したことで、問題無く帰宅まで使用することができた。
その後はイヤホンをケースへ収納する際にはキチンと接点を確認・清掃するようにしているので、今のところ一度だけしか発生していない事例ではあるが、これは利便性重視のマグネット式接点の欠点として今後注意していきたい。
総評:注意点はあるが、デザイン性も音質も抜群のお薦めしたいイヤーカフ型イヤホン。
これまでに挙げてきたOpenDots ONEのメリットとデメリットをまとめてみる。
- Shokz初のイヤーカフ型イヤホンとして、完成度の高いデザイン性
- 骨伝導と比較して音質が抜群に良い
- 付け心地は良好で、重量も軽く負担を感じない
- タッチ操作には慣れが必要だが、操作感度は良く直感的に使用できる
- イコライザー設定が豊富で、自分好みの音質を追求できる
- 急速充電・ワイヤレス充電対応など、充電回りの機能が充実している
- 左右対称デザインで、左右の区別無く使用でき、着脱の自動検知機能も搭載
- タッチ操作カスタマイズ機能はあるものの限定的で、必要不十分
(25/7/18:アップデートで一部改善) - 有線式、ヘッドバンド式に比べて、特定の動作時に外れやすく、落ちやすい
(※ 歩く、走るなどの常用の範囲内では特に問題無し) - 防水性能がIP54なので、アウトドアメインでの使用には不安が残る
- 対応コーデックは平凡で、低遅延モードも無いため、音ズレ発生の可能性あり
- 価格が高い(2025年8月時点定価27,880円)
総評としては、骨伝導のShokz初のイヤーカフ型イヤホンとしていくらかの注意点・不満点は散見されるものの、常用には特に大きな問題は無く、デザイン性と音質が両立した見事なフルワイヤレスイヤホンとして十分にお薦めできる仕上がりになっている。
ただ、やはり特性・用途としてはShokz従来の骨伝導ヘッドホンとは全く別ジャンルに属する仕様になっているので、今回は不本意にも破損した骨伝導ヘッドホンのOpenRun Proの代替として購入したが、本来は代替ではなく、用途別に使い分けるために購入するのが正しい選び方になると思う。
実際、現在筋トレなどの運動時には骨伝導のAeropexを使用しているし、勤務時の電話応対には取り外しの利便さからOpenCommを使用しており、OpenDots ONEは主に通勤時や外出時などの移動時に主に活躍しているが、その使い方が最も合っている。
そのため「用途による」という前提付きだが、今後見た目も良く音質も良いワイヤレスイヤホンを選ぶなら、OpenDots ONEをぜひ選択肢に入れて見てもらいたいとお薦めできる。
ただ、イヤーカフ型は結構特殊なので、まずは一度取り扱い店舗を探して実際に装着してみてから選んだ方が無難かもしれないので、その点は要注意ということで……