肌に優しいと噂の新 T 字カミソリ、Schick ハイドロ 5 カスタム を購入
長らく使用してきたシックのハイドロ 5が、いい加減ガタが出てきただけでなく全体的にカビっぽくなってきて不衛生だったので、これを機に新品に買い換えることに。
本来なら色々とリサーチして現状最も最適なものは何かをチェックしてから購入するところだが、T 字カミソリについては過去の経験からシックのハイドロシリーズと常に指名買いしているので、今回もやはりシックのハイドロ以外は視野に入っていなかったためいきなり購入&レビュー。
私は基本肌が弱く、髭剃りの度に風呂場が惨劇の場に早変わりするレベルでの出血は当たり前。それどころが比較的肌に優しいと人気のフィリップスの回転式電動シェーバーですら出血は避けられないというほどに肌が弱い。
原因としては理容師曰く、肌が鮫肌っぽいため髭を剃る度に鮫肌の表面のブツブツ部分も削ぎ落としていることになるため、よほどうまくやらない限りどうしても出血は避けられないとのこと。
……とまぁそんな訳で常に痛みと出血に耐えながらの髭剃りを学生時代からずっとしてきたわけだが、何時の頃からかシックのハイドロシリーズの T 字カミソリを使い出してから、この出血量がかなり抑えられるようになった。完全になくなったわけではないが、それでも十分に効果があると分かるぐらいに痛みも小さくなった。
以来、T 字カミソリは必ずシックのハイドロシリーズを使うようにしている。一応貝印やジレットなども試して見たことはあるが、一番効果を実感できたのはシックのものだった。
ハイドロシリーズ最新作・ハイドロ 5 カスタムコンフォートは敏感肌向け T 字カミソリ
これまでひたすらシックの T 字カミソリを愛用してきた経験から今回も当然シックのハイドロシリーズを選択。問題はハイドロシリーズもいつの間にやら種類が増えていること。
種類が多く色々迷ったものの、「ハイドロ 5」の明記があるものは全てホルダーと替刃に互換性があるとのことなので、取りあえずどれを購入しても大きな問題は発生しなさそうだった。
よってホルダーはこれまで使用していたものと同じものを買い直し、替刃だけ新製品を試すといったこともできたが、良い機会だったのでホルダーも一番最新のモデルのものを購入することに。
……で、購入したのがハイドロ 5 最新モデルの「ハイドロ 5 カスタム」から「敏感肌向け」と銘打っている「コンフォート」を選択。ちなみにコンフォートとは「安心感」「快適性」という意味。
ハイドロ 5 カスタムシリーズには、他にも
上記の 2 種類、コンフォートを含めて全 3 種類あり、ハイドレートは替刃部分のジェルに肌を潤すココナッツオイルが配合されたタイプで、リフレッシュは替刃部分のジェルに爽快感を与えるメントールが配合されたタイプとなり、ホルダーに関してはカラーが異なるだけで性能的には同様となる。
ハイドレートの肌の潤い、コンフォートの肌の保護、そしてリフレッシュの肌への爽快感のいずれを選択するかと言えば、もはや選択は肌の保護を謳うコンフォート一択。
肌に潤いを与えるというハイドレートはまだ選択の余地があるかもしれないが、メントールで爽快感を与えるというリフレッシュは断じてあり得ない。そうでなくても傷つきやすい肌にメントールぶち込むとか何の拷問だソレwww
ハイドロ 5 カスタムシリーズのホルダーの特徴は、ヘッド部分が圧力によって動いて衝撃を自動的に緩和してくれる「衝撃吸収テクノロジー」が搭載されている点。その他の可動機能などについては従来のハイドロ 5 シリーズとほぼ同様となっている。
カスタムシリーズのホルダー本体。衝撃吸収テクノロジー以外に余計な機能は付いていないのでスリムで軽量。これまで使用していたハイドロ 5 パワーセレクトホルダーは電池による振動発生機能を搭載していたから、結構重みがあった上にいくら防水でも管理には気を遣ったので、それから解放されるだけでもかなり快適に感じる。
刃の枚数は 5 枚刃で、フリップ式トリマーが搭載されている点も+従来のハイドロ 5 と同様。コンフォートシリーズは緑色が目印になっていて、替刃も本体同様に緑色となっている。
衝撃吸収テクノロジーの可動部分。肌に押しつける圧力に応じてヘッド部分が動作して、圧力を自動調節してくれる。
このように指で圧力を加えればヘッドが可動するのが分かる。
ヘッド部分の衝撃吸収機能はロックボタンで停止可能。ヘッドが動き過ぎてうまく剃れない場合はここでロックをかけることで従来のハイドロ 5 シリーズ同様の使い心地となる。
ハイドロ 5 カスタムシリーズはよくある替刃とのセット販売がないので、替刃は別途8ヶ入のものを購入。
総評:ハイドロ 5 カスタムコンフォート、肌へのダメージを気にする人ならお薦め
ハイドロ 5 カスタムは自分の肌の具合に合わせて替刃(正確には替刃のジェル部分に配合されている成分)を選択できるので、レビューする使用感は主にホルダー部分の使い勝手などに関して。
これまで実際に何度かハイドロ 5 カスタムのホルダーを使用してみた結果、感じたのは
可も無く不可も無く
という、ごく普通の感想。と言うのもハイドロ 5 カスタムのウリである「衝撃吸収テクノロジー」だが、確かに肌への圧力に応じて自動的にヘッドが動いて余計な圧力を緩和して肌へのダメージを軽減してくれるのは分かるが、このヘッド部分が如何せん 少し肌に押しつけただけでも割と簡単に動く。
指で押してみた感じではへっどの動作はかなり固めのように感じ、結構強めに圧力をかけないと動かないと思っていたが、実際に使用してみると簡単にヘッドがグニャっと動いてしまう。
もちろん衝撃を吸収して肌へのダメージを軽減するという意味では良いかもしれないが、少し押しつけただけで圧力が逃げてしまうので、深剃りには非常に不向きなシステム になっている。
だがまあ深剃りと肌の保護は反比例の関係にあるのは当然だし、この衝撃吸収機能はロックをかけることもできるので、その都度深剃りに対応させることはできるので大きな不満はない。ただそれだとわざわざハイドロ 5 カスタムを購入する必要は無く、従来のハイドロ 5 でも良かったという話になるが……
衝撃吸収テクノロジー自体は割と良い機能なので、動作する圧力の加減がもう少し何とかなればかなり使いやすくなるように思う。とは言ってもこれが製品として出ている以上、十分なリサーチで得た平均的な圧力に対応するものなんだろうけど。
衝撃吸収テクノロジーの動作圧力に関しては個人的に感じる差は大きいと思うが、それ以外の点では特に不満点はない。デザインも良く、軽量で持ちやすいため手首も疲れにくい。
5枚刃による肌への負担の小ささも従来通り良好で、コンフォートのジェルに配合されたハーブエキスの効果がどうかは分からないが、ジェルの持ちと滑りは従来のハイドロ 5 のものよりかなり良く、肌へのダメージは従来のハイドロ 5 シリーズと比較してもさらに小さくなっていると思う。
価格的には従来のハイドロ 5 シリーズよりも若干高めだが、肌へのダメージを気にする人なら購入して損はないレベルになっているかと。
おまけ:ハイドロ 5 ホルダー 新旧比較
せっかくだし廃棄する前にハイドロ 5 の新旧ホルダーを並べてみた。
手前がこれまで使用していたハイドロ 5 パワーセレクトホルダーで、奥が今回購入したハイドロ 5 カスタムホルダー。
パワーセレクトホルダーは内部に電池を搭載する関係上ずんぐりむっくりなボディで、その分重量も大きい。しかも振動機能はあまり使えなかったというおまけ付き……
その太めのボディは意外にも握りやすいという利点があったが、ボディにゴム製の部分が多々あったためその部分がカビやすく管理にも気を遣うなど、なかなかに困りもののホルダーであった……
しかしながらもう 4 年は愛用してきた頼れる相棒だったので、カスタムホルダーにも長らく頑張ってもらいたいかと。