交換用イヤーパッドHP-A2000Xを試してみる
愛用のヘッドホンのオーディオテクニカのATH-A900。気がつくとイヤーパッド部分がボロボロになっていた。
色々調べてみると、もう随分と昔の旧機種なこともあり純正用交換イヤーパッドはなかったものの、どうやらATH-A2000X用イヤーパッドのHP-A2000Xが使用できるとのことなので、試してみることに。
HP-A2000X 開封の儀
HP-A2000XはAmazonではなく、ヨドバシカメラのWeb通販で購入。理由はヨドバシの方が圧倒的に低価格だったので……配達も早いし、ヨドバシ侮れん……
箱は何の飾りもなく、THE・簡素。
中身の包装も簡素。ただ左右の区別は非常に分かりやすくなっているのは良し。
説明書。イヤーパッドの交換なんてただ嵌めるだけ……と思いきや、色々と細かい指示があったため、無視せず一読しておくのが吉。
イヤーパッド交換の前に、ATH-A900の現状を確認
イヤーパッド交換の前に、まずはATH-A900の現状を確認しておく。ATH-A900を購入したのは2011年で優に10年は経過しているものの、実のところ使用頻度はそんなに高くなかったのだが……
経年劣化によるイヤーパッドの傷み具合は結構なものだった。
少し触ってみると、表皮が剥がれてボロボロと落ちる落ちる……
隙間から少しずつボロくなったイヤーパッドを剥がしていくと…
中身のユニットはまぁまだ綺麗なままだった。
イヤーパッドを剥がしてみると、上下で厚みにかなり差があるのが分かる。
イヤーパッド交換作業開始
それではイヤーパッド交換作業開始の前に、新旧イヤーパッドを比較してみる。
左が旧イヤーパッド。右が新イヤーパッドのHP-A2000X。一見してかなり径が違うのが分かる。
耳に接触する部分の径自体には新旧とも大きな差は無い。
ヘッドホンに嵌める部分。実際に径合わせしてみても、かなりギリギリっぽいサイズ感……。
交換作業開始。傷つけないよう、未使用の耳かきを使って嵌め込んでいく。予想通りサイズはギリギリのためかなり嵌め込みづらいが、ゆっくりしっかりと作業していけばキチンと嵌まり込んでいく。
作業完了。嵌め込むのはキツかったが、嵌め込んでみると一見違和感無く馴染んでくれた。
キツキツで縫い目が破れそうな感じがするが、しばらく使用してみても特に問題は見られない。
ただ、サイズ的に多少無理があるのは事実なので、今後の耐久性は様子見というところ。
やはりこれまで使用していたイヤーパッドよりは耳に当たる部分も小さいが、柔らかさなどの使用感には一切問題無く、耳に対して小さいということも無い。
総評:交換用パッド選びは何よりサイズチェックを怠らないこと
今回のイヤーパッド交換は上手くいったが、やはりサイズ選びは何より重要。ヘッドホンに嵌め込めなければ意味ないし、嵌め込めてもサイズがギリギリだと使用しているうちに縫い目から破れてしまう可能性も無きにしも非ずなので。
サイズが合うことさえ確認できれば、素材は合皮だろうが本革だろうが好みに合わせて自由に選べる。無難なのは標準付属のイヤーパッドと同一のものを選ぶことだが、お気に入りのヘッドホンなら、イヤーパッドをより上質なものに交換して長く楽しんでも良いかと。
現在愛用中のATH-A900も結構な年代物なので、次にイヤーパッドが駄目になる頃にはさずがにヘッドホン自体を買い換えている可能性大だが、それまでは長く愛用していきたい。
……まぁ、最近あんまり使ってないんだけど……(笑)