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現時点で最もコスパの高い LAN ケーブルをチェック

投稿日2017年1月31日

 ここ最近 PC のネット接続が非常に不安定で、ネット接続中に断続的に通信切断 → 再接続を繰り返す。タブレットでの無線接続はこの影響を受けていないことから、原因は M/B のオンボード LAN やルーターではなく有線部分、つまり LAN ケーブルにあると推測。

 ふと机裏のスイッチングハブを見てみると、アクセス状態を示す LED が点灯と消灯を繰り返したり、あるいは LED が緑ではなく橙(伝送速度が 100Mbps ではなく 100Mbps を示す色)になっていたりと、案の定妙な挙動をしていた。

 つまり問題は、

  • スイッチングハブ自体に問題による通信障害
  • LAN ケーブルの劣化や断線による通信障害

 この二択の内のどれか。現在スイッチングハブに接続している LAN ケーブルは1本のみで、どの LAN ポートに繋いでも症状は変わらず。
 経験上スイッチングハブが故障する場合、一気に本体全部が駄目にあることは稀で、基本的には LAN ポートがひとつずつ駄目になっていくことがほとんどのはず。

 最もこのスイッチングハブももう5年はほぼノンストップで使い続けているので、本体丸ごと駄目になる可能性は無きにしもあらずだが、旧型の 100BASE-TX 対応のやつなんてもう10年は酷使しているのにまだ普通に使えているので、スイッチングハブに問題がある可能性は低いと判断。何気に耐久力抜群だな BUFFALO ……

 よって今回の通信障害の主因は LAN ケーブルにありと判断し、問題解決の第一歩としてケーブルを新調してみることに。万が一 LAN ケーブル以外に問題があってもさして手間にもならず、コスト的な損失も少ないので。

 そうなると問題は「どこの LAN ケーブルが問題か」になるが、これについてはもう単純にルータとスイッチングハブを接続しているケーブルと、スイッチングハブから PC に接続しているケーブルの両方を一度に交換することに。

 問題を切り分けて突き詰めてもいいが、LAN ケーブルは安価のため別に複数購入しても大きな痛手にはならないし、何よりこれ以上は面倒なので……

2017年9月現時点での LAN ケーブルの規格について復習

 LAN ケーブルの選択基準には通信速度の規格である「CAT」以外にも、ケーブル自体の形状、ケーブル内の芯線の種類、芯線に対するシールドの有無など色々ある。

 特に拘りさえなければ難しく考えず、

  • 通信速度規格:CAT は CAT5E 以上のもの
  • ケーブル形状:お好みでOK
  • 芯線の種類:お好みでOK(適当に選んだ場合恐らくほぼ撚り線になる可能性大)
  • シールドの有無:気にする必要なし

 これらを基準に選んでおけばごく普通の一般家庭での使用で困ることは一切無い。例えば壁内の CD 管に通してその後滅多なことでは交換することはないといった場合などは、CAT7 以上のケーブルのように現時点で最も通信速度やシールド性能に優れたものを選ぶのもアリかもしれない。
 ただ、CAT7 以上の LAN ケーブルは現時点では非常に高価な上に、有する性能が一般的な家庭の通信環境と比較してオーバースペック過ぎて、その恩恵を十分に受けることができないという悲しいデメリットがある。

 ここではそんな高価な LAN ケーブルを購入したはいいが性能を持て余してしまったなどという悲劇を避けるべく、ちょっとばかし現在主流の LAN ケーブルの規格を復習を兼ねて調べてみようかと。

現在の CAT の主流は CAT6 が標準ラインに

 2017年現在の LAN ケーブルの通信速度規格(CAT)は以下のようになっている。

通信規格 CAT5e CAT6 CAT6A CAT6e CAT7 CAT7A
通信速度 1Gbps 1Gbps 10Gbps 10Gbps 10Gbps 10Gbps
伝送帯域 100MHz 250MHz 500MHz 500MHz 600MHz 1000MHz
適合
イーサネット
10BASE-T
100BASE-TX
1000BASE-T
10BASE-T
100BASE-TX
1000BASE-T
1000BASE-TX
10BASE-T
100BASE-TX
1000BASE-T
1000BASE-TX
10G BASE-T
10BASE-T
100BASE-TX
1000BASE-T
1000BASE-TX
10G BASE-T
10BASE-T
100BASE-TX
1000BASE-T
1000BASE-TX
10G BASE-T
10BASE-T
100BASE-TX
1000BASE-T
1000BASE-TX
10G BASE-T

 CAT7 の上には現在 CAT8 という最新イーサネット規格 40G BASE-T(通信速度 40Gbps、伝送帯域 2000MHz)対応のものがあるが、普通の家電量販店で見かけることはほとんどなく、またあったとしてもオーバースペック過ぎるので無視して問題ない。
 同様に CAT5e 以下の規格もあるが、こちらは 現在の LAN ケーブル選択の最低基準である 1000BASE-T 非対応で家電量販店どころか100円ショップですらほぼ見かけることはなくなったため、やはり無視して良い。

 既に述べた通り、大きな拘りがないのなら 1000BASE-T 対応の CAT5e ケーブルを選択しておけば取りあえず問題ない。10G BASE-T が普及するのはまだまだ先のはずだし、これから先 10G BASE-T が主流になったとしても実効速度から見れば CAT5e でも十分とも言える(実際はモデムやルーター、PC の設定次第で結構大きく変わるが)。

 ただ、CAT5e も既に第一線からは退きつるある古い規格なので、やはりこのタイミングで交換するならもう少し新しい規格のものをチョイスしても良いはず。

 現在の家電量販店の品揃えを見ても、売り場の矢面に立つのは CAT6 あたりがメインとなっている。CAT7 以上のケーブルも幾らかあるが、普及価格帯はやはり CAT5e から CAT6。それ以上になるとどうしても価格が跳ね上がる傾向にあるため、選択肢としてはまだまだ候補に入れ辛い。

 CAT5e と CAT6 の間には性能差ほど大きな価格差は無いので、対応イーサネット規格やその他の性能的にも優れた CAT6 LAN ケーブルこそが現在の主流であると判断できる。

ケーブル形状はどれでも OK だが、基本的にはスタンダード仕様が一番無難

 現在販売されている LAN ケーブルには、主に以下の3つの形状がある。

形状 スタンダード形(丸形) フラット型 極細形
外観
長所
  • 一番標準的な形状で安価
  • 比較的耐久力が高く、長距離や壁内等への配線に向く
  • 薄いため床上や家具の隙間等への配線に向く
  • 細いため取り回しがしやすい
短所
  • 曲がりにくく、取り回しがし辛い
  • ノイズに弱く、通信の安定性が低い
  • 長距離の配線には向かない
  • ノイズに弱く、通信の安定性が低い
  • 長距離の配線には向かない

 もし配線を行う場所に余裕があるなら、取り回しは若干し辛いものの一番強度があり価格も安価なスタンダードな丸形ケーブルがお薦め。ルーターとスイッチングハブ間やデスクトップ PC と接続する場合でもこれが一番安心感がある。

 もし配線箇所が壁内 CD 管など強度が求められ、かつ 5m 以上の長さが必要ならスタンダード形一択と言って良い(正確にはスタンダード形と言うより芯線が単線のもの)。

 ただ、やはりごく普通の家庭での用途なら、これらのケーブル形状で通信環境に差が出るようなことはほぼない。正確な通信計測をした場合差違は出てくるかも知れないが、それを体感できることは恐らくないはず。

 ルーター回りがごちゃごちゃしてケーブルを柔軟に取り回したいなら極細ケーブルが便利だし、壁と本棚の隙間を通したいのならフラットケーブルが活躍する。このように環境に応じてケーブル形状を決めるのが一番かと。

芯線には単線と撚り線があり、最近の LAN ケーブルは撚り線が大半

 LAN ケーブル内に使用されている芯線には「単線」と「撚り線」があり、単線は読んで字の如く「1本の芯線=1本の銅線」となったもので、撚り線は「1本の芯線=複数の細い銅線を撚った線」となっている。

芯線(導線) 単線 撚り線
長所
  • 撚り線に比べて通信の安定性が高い
  • 長距離の配線に向く
  • ケーブルが柔らかく取り回しがしやすい
  • 短距離や狭い場所での配線に向く
短所
  • ケーブルが固く取り回しがし辛い
  • 単線に比べて通信の安定性が低い

 LAN ケーブルの形状は芯線が単線か撚り線かでほぼ決定しており、基本的に、

  • スタンダード形(丸形):単線 or 撚り線
  • フラット型:撚り線
  • 極細形:撚り線

 となっている。芯線が単線のものが欲しい場合、必然的にケーブル形状はスタンダードな丸形になるが、最近家電量販店で見かけるケーブルの多くは取り回しの容易さを重視しているためか、丸形ケーブルでも撚り線仕様のものが多い。

 単線と撚り線では単線の方が取り回しし辛い分通信性能が高いため、後々のことを考えると単線仕様のケーブルが一番お薦めだが、やはり一般的な使用範疇で単線と撚り線の違いを明確に感じることはほぼなく、また最近の LAN ケーブルは撚り線が主流のため撚り線仕様を選んでおいて問題は無いかと。

シールド仕様については気にしなくて問題ない

 LAN ケーブルにはノイズ対策のシールドが施されていない「UTP (Unshielded Twisted Pair)」とシールド対策が施されている「STP (Shielded Twisted Pair)」があるが、正直これについては一切気にしなくても問題ない。
 と言うのも STP ケーブルを使うにはアースを取る必要があるなど一般家庭での導入はまだまだハードルが高く、そもそも一般家庭で STP が必要になる程のノイズの発生源はそう考えられないからだ。

 基本的に STP は CAT7 以上の LAN ケーブルに施されており、CAT6 以下のケーブルは特殊なものを除き基本的には UTP となる。つまり、世の中の大半の LAN ケーブルは UTP で問題は発生していないということだ。

 よって LAN ケーブルが UTP か STP かは、基本的に全く気にする必要がない。むしろ現時点では STP 仕様のケーブルは避けた方が無難な面もある。

2017年現時点での LAN ケーブルベストバイは「CAT6A・スタンダード形」

 現在の LAN ケーブル規格事情をひと通り眺めてみて分かったのは、

  • 通信規格の主流は CAT6
  • ケーブル形状は取り回し優先か強度優先かで選ぶ
  • 芯線の種類やシールド対策など、その他の種類については無視して良い

 ということ。これらを考慮した結果、今現在の自分にとって最もベストな LAN ケーブルは、

  • 通信規格は CAT6、中でもより通信速度・伝送帯域に優れた CAT6A
  • ケーブル形状は配線箇所に十分な余裕があるため、スタンダードな丸形
  • 芯線は撚り線仕様が一番手に入りやすかったので撚り線で

 当然シールド対策はなくて問題ない。

CAT6e と CAT6A の違いはメーカ規格か正式規格かだけで、性能的には同一

 CAT6 には3種類、つまり「CAT6」「CAT6e」「CAT6A」があり、単純にスペックで見た場合 CAT6 と CAT6e・CAT6A は CAT6e・CAT6A の方が通信速度、伝送帯域共に優れており分かりやすいが、CAT6e と CAT6A はスペック的には同一のため、違いが分かり辛い。

 CAT6e と CAT6A の違いを簡単に言えば、

  • CAT6e:LAN ケーブルのメーカーが独自に策定した規格
  • CAT6A:TIA と EIA が策定し、ANSI(米国国家規格協会)が承認した、公的機関が策定した規格

 最初に CAT6 よりも通信速度と伝送帯域が向上した CAT6E がメーカー独自策定規格として登場し、その後同等のスペックを持つ CAT6A という規格を公的機関によって策定された。
 両者の詳細仕様には微妙な差違はあるものの性能的にはほぼ同一であるため、メーカー独自の規格か公的機関が策定した正式な規格かが CAT6e と CAT6A の違いと考えてもいい。

 今回 CAT6e ではなく CAT6A を選んだのも、公的機関の正式規格である CAT6A 登場後はメーカー独自規格の CAT6e が徐々に市場から消えつつあること、また正式規格と独自規格なら正式規格のものの方が無難だという判断である。

新 LAN ケーブル購入。そして通信環境復旧へ……

 これらの条件を元にまずは実店舗を覗いてみたが、最近は家電量販店にもプライベートブランドの波が進出しているのか、何か家電量販店ブランドのケーブルが普通のメーカーブランドを駆逐してた……
 今回は割と早期にケーブル交換がしたかったため店舗での購入を考えたが、ここまで選択肢を狭められるとどうにも購入意欲が……ということで多少のタイムラグを止む無しとしてネット通販に頼ることに。

 ……で、今回選んだのはこちら。

 最近流行の「折れないツメ」系の LAN ケーブル。流行と言うか、確かコレ系は BUFFALO が最初だったはず。

 これを異常が疑われる LAN ケーブルと交換していく。交換箇所はルーター・スイッチングハブ間と、スイッチングハブ・PC 間の二箇所。
 LAN ケーブルを繋いだらネットに接続し、しばらく色々やってみて様子を見る。しばらく使用してみてルーターやスイッチングハブのアクセスランプに特に問題ないことを確認できたら、これでようやく復旧が環境したことに。

 作業自体は大した手間ではないが、ネットを使えないことがここまでのストレスになるとは……

LAN ケーブルは目的に応じた種類を、素性の知れたメーカーから購入する

 自宅でも会社でもネット接続が当たり前となった昨今、LAN ケーブルは100円ショップでも購入することができてしまうが、通信の要のひとつである LAN ケーブルはやはり品質の程度も不明な100円ショップのものではなく、信頼できるメーカーのものを信頼できる店舗から購入した方が何かと幸せになれる。

 もちろん100円ショップの LAN ケーブルも使えないことはないだろうが、どうしても品質や通信精度に疑問が残るし、何より製品寿命が短い場合結局は「安物買いの銭失い」になってしまう。

 売れ筋の CAT6 ケーブルならメートル当たり数百円程度と非常にコスパ良く入手できるので、自分の用途に応じた種類の中でも最も品質の良いものを選ぶようにすれば買い換えの頻度も下がり、結果としてコストも手間も節約できる。

 ちなみに LAN ケーブルメーカーとして有名どころはいつくかあるが、PC に詳しくない人にもお薦めしやすいのは、

 上記3社あたり。もし迷ったら上記から選んでおけば種類も豊富だし、品質にも間違いは無い。

 ……とか言いつつ私が以前良く使用していたのは協和ハーモネットの LAN ケーブル。引っ越し前に近場にあった上新電機が何かハーモネットの LAN ケーブルをえらく推してたので、10年以上前から LAN ケーブルの多くはハーモネットのを使ってた(笑)

 協和ハーモネットの LAN ケーブルも普通に、しかも長く使えた(というか未だに現役使用中なのも何本かある)ので、上新電機が近くにある人は割とお薦め。安いしね。

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