audio-technica アートモニターヘッドホン ATH-A900 購入
前々から欲しいと思っていたヘッドホン、この度うまく予算と折り合いが付いたため購入。用途は今のところ PC での音楽鑑賞をメインに考えているものの、スペック的に映画鑑賞なんかにも十分使えそう。
【オーディオテクニカ アートモニターヘッドホン ATH-A900 仕様】
形式 | : 密閉ダイナミック型 |
ハウジング部 | : 高弾性アルミニウム |
ドライバー | : φ53mm / ボビン巻き OFC ボイスコイル |
周波数特性 | : 5~40,000Hz |
最大入力 | : 2000mW |
インピーダンス | : 40Ω |
出力音圧レベル | : 101dB(JEITA) |
質量(コード除く) | : 350g |
プラグ | : 標準 / ミニ金メッキステレオ 2 ウェイ |
コード(シース / 素材 / 長) | : 布巻き / Hi-OFC / 3.0m(片出し) |
ヘッドホンメーカー国内最大手のひとつであるオーディオテクニカのアートモニターヘッドホン「ATH-A900」。高級ヘッドホンの入門機として定評のあるヘッドホン。
購入はジョーシン Web にて。価格.com の最安値とほぼ同価の上、ポイントやクーポン等を合わせて実質 1 万円程度で購入できたのは非常にラッキー。
「高級ヘッドホン」ジャンルの入門機として定番&定評のあるヘッドホン
よく言われる「高級ヘッドホン」の定義は大体 1 万円越えぐらいからみたいだが、この ATH-A900 はそんな高級ヘッドホンに分類される中でも初心者が一番最初に購入する入門機として非常に人気が高く、定評もある機種。
その理由としては価格の割に性能が良いというコストパフォーマンスの高さがまず挙げられるようで、数千円程度の安物とは比較にならない高音質を素人耳でも聞き分けられつつ、そんな高音質が最安値なら 1 万 3 千円程度で購入できるというのは、確かに評価が高くなるのも分かる。
また ATH-A900 は 2002 年に発売してから今でも継続して販売され続けているロングセラー製品で、それもこの製品の人気の高さを表しているかと。
実際高級ヘッドホン購入を決意してからいくつかのヘッドホンをヨドバシ梅田などで聴き比べたが、個人的には性能と価格のバランスが一番取れていたように思う。
もちろん音質で言うならこのヘッドホン以上のものはいくらでもあったが、お値段の方がちょっと勘弁願いたいレベルのものが大半だったので(笑)
他ヘッドホンとの比較・密閉型と開放型の聴き比べ
実は今回ヘッドホン購入を決意するまで、ヘッドホンに密閉型とか開放型とか色々な種類があるのを全く知らなかったド素人な私。
よって購入前にちょこっと勉強しつつ色々聞き比べとかもしてみたわけだが、そんな中価格的にも射程範囲内にありつつ気になったのが開放型ヘッドホンの AKG の「K-701」。アニメ「けいおん!」で澪がつけていたことで有名になったアレね。通称「澪ホン」。もっともそのことを知ったのはヘッドホンのことを調べていた最中だったけど(笑)。
ただ K-701 はもう生産することがないという情報もあり、また販売しているところもごくわずかという稀少ぶりだったので、購入は断念(視聴はヨドバシ梅田で可能だった)。
この品薄&生産終了は、やはりけいおん!ファンが退大挙して買い占めた結果か……?
他にも開放型ヘッドホンで有名なゼンハイザーのものやオーディオテクニカと並ぶ国内ヘッドホンメーカーの最大手であるソニー、音響機器で有名なデノンや BOSE など、様々なメーカーの様々なタイプのヘッドホンを視聴してみたが、結局、
- 予算が1万~2万円内
- 低音と高音のバランス
- 本体デザイン
などから、結局最初から考えていた ATH-A900 購入を決定。
でも開放型ヘッドホンの広がるような音の鳴り方にも興味が出たのも確かなので、次回は開放型ヘッドホン購入を考えていたり……。
ATH-A900 装着感及び各部レビュ
装着感はオーディオテクニカのヘッドホン特有の「ウィングサポート(PAT.P)」がかなりいい感じで、うまく頭にフィットしてくれる。重量は 350g あるが、あまり重く感じず、また締め付け感も少ない。
このパッドは古くなったら交換できるとのことなので、メンテナンス性も良さそう。イヤーパッドは耳をすっぽりと覆う大きさなので、圧迫感はなく音の響きも良い。
このイヤーパッドも痛んできたら交換可能。型番は HP-A900。イヤーパッドは上位機種用の HP-A1000 とも交換可能とのことなので、交換する時は上位用を試してみようと思う。
プラグは標準プラグとミニプラグの両方が使えるようになっている。コードは Hi-OFC 素材の布巻き仕様。
プラグについては基本的にはミニプラグしか使うことはないが、ヘッドホンアンプ等を購入したら標準プラグの方を使う機会もありそう。
コードは布巻き仕様と高級感溢れているが、そのため若干ではあるが取り回しがしにくいという欠点も。まあ気にしなければ気にならない程度だけど。
ハウジング部は高弾性アルミニウム製。表面には「audio-technica ART MONITOR」のロゴ。カラーはメタリックパープルに文字はゴールドという色遣いの割に派手な印象はなく、落ち着いている雰囲気。
ヘッドホンスタンドは 100 円ショップのバナナ置き台を流用
おまけに撮影に使ったヘッドホンを設置している、いわゆる「ヘッドホンスタンド」を紹介。
その正体はダイソーで購入したバナナスタンドを流用したモノ。台座が木製だからか、105 円ではなく 315 円と少し高級品(笑)。
しかしバナナスタンドをヘッドホンスタンドとして使用するというのは割とメジャーらしく、他にも自作している人なども大勢いる模様。
実は購入時のままでは高さ的にヘッドホンをうまくかけれなかったので、無理矢理金属部分を曲げたりして高さを調節していたりする。結果溶接部分が取れてしまったけど、実用上問題なし。
このスタンドはあくまでもヘッドホン撮影用に購入したもので、普段は一時的にヘッドホンを置く時以外あんまり使ってはおらず、普段の保管は、
こちらもダイソーで購入したメッシュネットに長め(12cm)のフックをふたつ使用して保管。フックの長さは多分 9cm でもいけるかと。
肝心の音質に関するレビューは、ヘッドホンもスピーカーと同じくエージングしなければ本来の音を出さないということでまた後日にでも。
……しかしエージングってどれくらいの時間すればいいんだろうか。ネットとかではよく 100 時間以上とかしてる人がいるが……。